まずはこれ見て!インド寝台列車完全ガイド|クラス別の特徴

インドの寝台列車のクラスって?

インドの寝台列車

一度は乗りたい寝台列車

みなさん、ナマステ!
インドのお困り事解決サンタナです!

今日はインドの鉄道旅行の醍醐味、寝台列車について写真つきで詳しく解説します。インドを旅するなら、一度は乗りたいのが寝台列車!

寝台列車はインド全土に張り巡らされていて、主要な観光地のほとんどに行くことができます。デリー、ムンバイ、コルカタ、チェンナイといった大都市はもちろん、タージマハルで有名なアーグラや、ガンジス河のある聖地バラナシ、サンタナ本店のあるプリーまで。
寝台列車を使えば、インドの広大な国土をぐっと身近に感じることができます。

寝台列車を活用することで、昼間は観光を楽しみ、夜は列車で移動する。宿泊費を節約しながら時間を有効活用できるのも大きな魅力です。

そんなインドの寝台列車ですが、いろいろなクラスがあるので、快適な旅をするには、自分に合ったクラスを選ぶことが大切です。

それでは、くわしく見ていきましょう!

インドの寝台列車のクラスはこんな感じ

インドの寝台列車には、主に5つのクラスがあります。快適さと料金で分かれていて、それぞれ特徴があります。

上から順に、
・1等寝台:AC First Class (1AC)
・2等寝台:AC 2-Tier (2AC)
・3等寝台:AC 3-Tier (3AC)
・3等寝台:AC 3-Tier Economy (3E)
・スリーパー:Sleeper Class (SL)

「AC」は「Air Conditioned(エアコン付き)」の略です。それでは、それぞれのクラスを見ていきましょう。

1等寝台:AC First Class (1AC)

ファーストクラス

綺麗で快適!

1ACは、寝台列車の中で一番豪華で快適なクラスです。2人か4人用の個室になっていて、ドアには鍵がかかります。ベッドは質の良いもので、きれいなシーツとブランケット、枕が用意されてます。

個室にはエアコン、読書灯、充電用コンセントもあります。のんびりと快適に旅するには最高の環境です。

2等寝台:AC 2-Tier (2AC)

セカンドクラス

十分快適に過ごせるクラス。仕切りのカーテンあり

2ACは、1ACの次に快適なクラスです。個室ではなく、上下2段のベッドが並んでいます。カーテンで仕切られているので、ある程度プライバシーは保てます。

エアコン、読書灯、充電用コンセントも完備。ベッドの寝具もきれいで快適です。トイレも比較的綺麗に保たれています。1ACほど贅沢ではないですが、快適な旅ができます。

3等寝台:AC 3-Tier (3AC)

サードクラス

夜になると真ん中の背もたれをおこしてベッドに

3ACは、2ACとよく似ていますが、ベッドが3段になってます。そのため、ちょっと狭く感じるかもしれません。

カーテンはなく2ACほどプライバシーは保てませんが、エアコン、読書灯、充電用コンセントはちゃんとあります。寝具もきれいで快適。予算を抑えつつ、エアコン付きの快適な旅を楽しみたい人にぴったりです。

3等寝台:AC 3-Tier Economy (3E)

3Eは、比較的新しいクラスで、3ACとSleeper Classの中間って感じのクラスです。3段ベッドで構成されていて、エアコンもついてます。ただ、3ACに比べると設備は簡素化されており、電源がなかったり、読書灯が少なかったりします。でも、エアコン付きのお得なクラスとして人気があります。

スリーパー:Sleeper Class (SL)

スリーパークラス

夏は暑く、冬は寒い!その分安い!

SLは、一番経済的なクラスです。エアコンはありませんが、窓を開けて外の風を入れられます。3段ベッドで構成されていて、寝具はなく、他のクラスと比べると綺麗じゃありません。

読書灯や充電用コンセントもないので、自分で用意する必要があります。でも、現地の人たちと交流できる機会が多くて、インドの雰囲気を全身で感じられるのが魅力でもあります。

その他に、さらに安価なジェネラルクラスという予約不要の席があります。しかし席も寝台ではなく通常のシートで、信じられないくらい混み合いますので、体力・メンタルともに相当自信がある方以外にはおすすめできません…

クラス選びのポイント

さて、どのクラスを選べばいいか迷いますよね。
ポイントは主に3つです。

①予算
1ACが一番高くて、SLが一番安いです。旅の予算に合わせて選びましょう。

予算の目安です。
※あくまで目安です。移動距離や列車の種類によって値段が変わるので、ご注意ください。

・1等寝台:AC First Class (1AC) 約5,000円~
・2等寝台:AC 2-Tier (2AC) 約3,000円~
・3等寝台:AC 3-Tier (3AC) 約2,000円~
・3等寝台:AC 3-Tier Economy (3E) 約1,800円~
・スリーパー:Sleeper Class (SL) 約800円~

②快適さ
長距離移動なら、できるだけ快適なクラスを選ぶのがおすすめ。

③旅の目的
現地の雰囲気を味わいたいならSL、ゆっくり休みたいなら上位クラスがいいでしょう。

旅行者におすすめのクラス

電源もある

上位クラスはコンセントも完備

旅行者の皆さんには、快適さとコスパのバランスがいい2等寝台(2AC)か3等寝台(3AC)をおすすめします。エアコンがあるので暑さ対策もバッチリです。スリーパークラスに比べ、清潔さも保たれているので、衛生面でも安心です。
長距離移動でも疲れすぎず、インドの雰囲気も十分に味わえるので、多くの旅行者に人気のクラスです。

予算と相談しながら、この2つのクラスから選んでみてはいかがでしょうか?

寝台列車での注意点

インドの寝台列車を楽しむためには、いくつか注意点があります。

まず、防犯には気をつけましょう。バックパックやスーツケースは椅子の下の収納スペースに置いて問題ありませんが、貴重品(パスポート・スマホ・PC・現金など)は肌身離さず持っておくようにしてください。

次に、長距離移動の場合は飲み物や軽食を用意しておくと便利です。車内で食事を提供するサービスもありますが、自分で準備しておくと安心です。水のボトルやビスケットなどを乗り込む前に用意しておきましょう。

また、トイレの利用にも気をつけましょう。朝晩や到着直前は混雑するので、時間をずらして利用するのがコツです。トイレットペーパーやウェットティッシュはトイレに備え付けがないので、自分で用意しておきましょう。日本のトイレのように綺麗なものばかりではないので、そのあたりの覚悟も必要です。

最後に、時間にはゆとりを持って行動しましょう。インドの列車は時間通りに動かないことも多いです。余裕を持ったスケジュールを組んでおくと、旅を楽しめます。

インドの寝台列車のクラス(等級)についてのまとめ

いかがでしたか?

インドの寝台列車には、いろんなクラスがあります。豪華な個室からエアコンなしの庶民的な車両まで、選択肢がたくさんあるので、予算や好みに合わせて選んでくださいね。

インドの寝台列車の旅は、ただの移動手段ではなく、ひとつの貴重な体験になるかと思います。車窓から流れる景色を眺めながら、インドの広大さを感じたり、同じ車両の乗客との交流もインド寝台列車旅の醍醐味。きっと忘れられない思い出になるはずです。

さあ、あなたはどのクラスで旅してみたいですか?
インドの魅力を存分に味わえる、素晴らしい旅になることを願っています!

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