チャナ豆の取引価格が上昇しているみたいです

ターリー

インド関連のちょっとしたニュースを紹介します。

豆の不作、価格急騰で揺れるインドの食
インドが「ダール(豆)ショック」に襲われている。同国の消費者の多くが重要なたんぱく源とする豆が不足し、価格が急騰しているのだ。

ムンバイで家事代行をなりわいとするプシュパ・クード氏は「ダール(エンドウ豆を2つに割って乾かしたスプリットピーやレンズ豆など)は、菜食者のたんぱく源だ」と語る・・・

日経新聞 2015/11/19

ニュース記事のヒヨコ豆が、チャナ豆のことで合っているのなら前年同時期に比べて7割程度取引価格が上昇しているようです。
インド国立商品・デリバティブ取引所(NCDEX)>CHANA
インド国立商品・デリバティブ取引所(NCDEX)>先物価格

上記取引所のチャナ豆の先物価格推移を見てみると、

2011年11月:3,500ルピー
2012年11月:4,600ルピー
2013年11月:3,000ルピー
2014年11月:3,000ルピー
2015年11月:5,000ルピー

2012年に4,000ルピー代になっていますが(何の影響かは調べられませんでした)、その後に3,000ルピー代で落ち着いています。このことからインフレでの価格上昇というよりは、記事にあるように天候不順が影響しているのだと思われます。

個人的に、チャナ豆で作られたダール(カレー)は好きなインド料理の一つです。豆の味のする素朴な味わいがたまりません。チャパティとの組合せが最高ですが、日本のインド料理屋にはダールはあっても、チャパティがあるお店を見たことがないです。ダールを見つけてテンションが上がり、チャパティがないのをお店の人に聞いてテンションを落とします。

サンタナのフォクナに「ダールが美味い」という話を振ってみると、

「日本人、好きな人は好きだけど、嫌いな人は嫌いね。日本料理で言うと、味噌汁みたいなものよ。インド人も日本に行って味噌汁が飲めるようになれば、日本料理もけっこう大丈夫になるけど、味噌汁が飲めないと日本料理もだめね。」

と返事が返ってきました
ちなみに当ブログ執筆者のひとりであるsakamotoは苦手なようです。訂正します。昔は苦手だったが今はわりと好きなようです。

冒頭の写真のようなインドの定食、ターリーやミールスにもダールが入っていることが多いですが、現地のsakamotoによると、ターリーの値段は急激には上がってないそうです。もちろん昨今のインフレによるインドの物価高騰で、徐々に高くなっているようですが。

小売価格や店頭価格に反映されるのは今後になるのかもしれません。
政府による緊急輸入などが行われるのかも気になるところです。