第三弾:「自分への非暴力とは?」今日から使える!インドヨガ留学生yukiの一番身近なヨガ理論

Ahimsaーアヒンサー

アシュタンガヨガの8支則の一つ目、ヤマの一つ目。「アヒンサ」について。

アヒンサは、『非暴力』を意味するサンスクリット語。アヒンサは①行動によって②言葉によって③思考によって、3つの方法で行われます。

一番だいじなのは③思考によるアヒンサの練習。ネガティブな感情や暴力的な思考があれば、それはいずれ言葉や行動となって現れます。逆に相手にネガティブな思いを一切抱いていない時、ネガティブな言葉や行動は出てきようがないですね!

アヒンサの効用

アヒンサをするとどんな良いことが起こるのか?

それは、周りから敵がいなくなること!敵ができる理由は、自分の他人へのネガティブな思考か言葉か行動、その3つ以外にあり得ません。

いやいや、それでも、自分が何もしていなくても、明らかにナイスじゃない態度をとられることあるじゃん。。。

・・・でも!それでも!自分は心からのポジティブな態度を送る。そうしているうちに、たいていの場合はある時点で相手が敵意を失っていくようです。

何でこの人ってこうなのかなー?って思うときあるけど、自分はどうでしょうか?1%もネガティブな感情を向けてなかったかって言うと、そうでもないことがほとんどだったり。。人に求める前に自分はどうか?気づくと自分を観れていないことばかり。でも、自分の在り方は自分でコントロールできる部分。気づいて見直した途端に人間関係って驚くほど素敵になったりします★

お昼寝ワンコ

同じ犬でも愛おしい目で見れば友達になるし、厳しい目で見れば敵になるように、もともとは友達も敵も存在しない。どちらも自分自身によって作り出されたものだということに気が付きますね~^^

アヒンサの練習方法

何があっても、どんな人にもいかなる生き物へも、思考レベルからネガティブな思いをもたない。嫌な上司にもゴキブリにも、心からの敬意と愛情を向けるということです。思い込みとフリでなく、『心からの!!』ですよ、仏の域ですね。簡単なことではなさそうです。。

ではどうやってアヒンサを練習するのか・・?

ルチカ先生は、まずは自分自身へのアヒンサを練習しなさいと言います。

ルチカ先生。

自分へのアヒンサ

アヒンサは自分に対しての暴力も禁じています。

いや~これを聞いた時は衝撃でした。人に暴力ふっちゃだめ!!は何度も聞いてきたけど、自分への暴力を禁止されたことってありますか?

自分の身体を傷めたり体力の限界まで無理をしたり、フィジカル的なことはもちろん、自分に対するネガティブな思考も然り。自分に痛みを与えることはしてはいけません。

日常の中のアヒンサ

自分が我慢すればって無理したり、嫌なことを断れなかったり、自虐的な発言をしたり。誰もが何かしらのかたちで身に覚えのあることではないでしょうか?

嫌なことにNOと言えなければ、自分へのアヒンサはできません。そのNOは誰にも引け目を感じるべきことではなく、『自分を守る行為』です。今すぐ嫌なこと全部やめる!なんて難しいけど、アヒンサを心に留めて過ごしてみると、案外やめてもいいのにやってる無理、誰も気にしないのにやってる無理に気づきます。そのあたりから手放してってみると、コツが掴みやすいかもしれません♪

♡天使♡

同じ人の同じ行動でも、自分がハッピーで穏やかな時となんか落ちてる時とじゃ、見え方が全然違うことってありませんか?つまり『見える世界は自分の状態の反射』ということになります。

まずは自分を穏やかな状態に保つことで、他者へのネガティブな思考も生まれづらくなる。自分へのアヒンサを守ることが、自然と他者へのアヒンサに繋がります。

過度なアルコールを控える、ジャンクフードや暴食を控える、行きたくない誘いに乗らない、休みたかったら休む、嫌なことは嫌と伝える(※礼儀正しく感じ良く伝えましょう♪)、自分を責めない・・・etc

思い当たる節があったら、自分をいたわってみてください★

ちなみに私の場合、思い当たる節だらけでした。飲み会に誘われたら二つ返事で行っていた自分。これ今お願いできる?って聞かれたら反射的にうん!って答えてる自分。なーんも考えず、習慣化していた無意識の言動たち。でも今は一旦、「本当に行きたいんだったっけ?」とか、「今やる余裕あるんだっけ?」って心や身体の声に耳を傾けてみる。「今日はゆっくりしたい気分だなー」とか、「今日は疲れたから明日にしてもらおう」とか返ってきます。この自分との対話をさぼって詰め込むと、分かりやすくバランス崩します^^;

アーサナ中のアヒンサ

アーサナ(ヨガのポーズ)もアヒンサの良い練習になります。

アーサナは、「安定して、心地よいポーズ」のことだとされています。どこまでが気持ちよく頑張れていて、どっからが苦しみながら頑張ってるのか。無理して自分を傷める前に、心や身体の声を聞く練習になります。

アーサナも自分へのアヒンサにフォーカスして練習することで、また違った発見があるかもしれません。。♪

『自分へのアヒンサ』取り入れてみて下さい!