『タイ古式マッサージセラピスト養成講座』第一期生 ゆりねぇの体験談

完全なるカメラ目線 ゆりねぇは本当に笑顔がすてき

皆様こんにちは。

スタッフのこんちゃんです。

毎年酷暑と言われるこの時期に、今年は思ったほど暑さを感じなかったのですが(ロックダウン中でお外に出られなかっただけ)あっという間にもうすぐモンスーンが来て、雨季に入ります。更なる湿気が…

ヨガ生のゆりねぇ

今回は第一期生、ゆりねぇの体験談です。

ゆりねぇはRYT200の11月生。

ヨガ生の頃から身体のメンテナンスの為に私のマッサージを週一で受けてくれていました。

体験談では、RYT200やセラピストの資格を取っただけでなく、インドにいる間に自分への自信に繋がり、人と繋がり、人生観にまで気づきがあったようです。

養成講座を受けたきっかけ

元旦に朝日を見に海へ

ヨガ生として参加していた私は周りよりもだいぶお姉さんだったので 早い段階からこんちゃんのマッサージでメンテナンスしてもらっていた。 もともとタイ古式マッサージは体に合っていたから頻繁に受けていたし、 ライセンスにも興味があった。 「どこで受けたの?日数は?費用は?」などなど情報を仕入れていたところ なんと、こんちゃんが養成資格を持っていると…。

ヨガ留学のタームが終了してから観光や体験などしてみようと 帰国まで二週間時間を作っていた。 マッサージのタームは、みっちりやれば 10 日間位だというので 帰国までの日数を全部注ぎ込めばイケる! このチャンスを逃したくなかった。

こんちゃんにとっても初めての養成であり 企画もされていないタームだったので 『お試し』という形で許可が降りた。 ワクワクした。初日が待ち遠しかった。 今回のタームはベーシックコースとプロフェッショナルコースがあり ベーシックだけでもライセンスは可能。 私はせっかくだからと両方受ける事にした。 ヨガスタッフのみきちゃんも一緒に受けてくれる事になった。 同じくヨガスタッフののんちゃんは 「ゆり姉の為に私もスタッフの仕事頑張る」と言ってくれた。

マッサージの流れを確認中

タームが始まってみると…

一日目より二日目の方がしんどい。 二日目より三日目の方がもっとしんどい。 年齢を言い訳にするのはポリシーに反するけど でもやっぱり実感する。 頭に詰め込める量があまりにも少ない。 メモを取るにも文字が出てこない。 老眼で手元が見えない。テキストも見えない。 集中力が続かない。 体重を掛けている膝はガクガク震えるし指も痛い。
度々襲ってくるホットフラッシュ。 そして恐ろしい事に、昨日教わった事が全く思い出せない時があること。 こんちゃんに「昨日、私、何て言った?」 そう言われると益々頭が真っ白になって いつだったか涙が止まらなくなる場面もあった。

時折、こんちゃんは厳しい言葉を投げ掛ける。 それはプロとして当たり前の事。 無責任に資格者を送り出す訳にはいかない。 分かってる。 私はそんなこんちゃんだから弟子入りしたかったんだもの。

こんちゃんは 10 時から 18 時までのマッサージタームが終わってからロッジの仕事して、その後ヨガ生のマッサージやって いつもシャワーするのは遅い時間になっていた。 私がなかなか進まないから、みきちゃんの事も待たせるばっかりで みきちゃんの時間も無駄にさせてしまっている。 二人のスタッフが抜けている間に 他のスタッフにも負担が掛かってしまっている。 早く進めないと。頑張らないと。 焦れば焦るほどうまくいかない。冷や汗が流れる。涙が溢れる。 泣いてる場合じゃない。進めなきゃ。 でも涙で何にも見えない。 「こんなに迷惑掛けちゃうんだったらリタイアした方がいいのかな」

メンタルもだいぶヤられてしまったから その日の午後はやりたくなかった。やっても出来る気がしなかった。 でも頑張らなきゃな…

そんな時に恵みの停電。珍しく長い長い停電。 テキストも見えないし、ただただ電気が点くのを待つ。有り難かった。 三人で他愛もない話をした。 あの数時間のお陰でまた元気が出たんだ。 「今日はもうそろそろ帰ろうか」そう言い出した時、電気がパっと点いて まるで私の為に停電してくれてたみたいな。 なんだか、恐るべしインドと思った。 やっぱりインドには何かあるんだゎ。 まぁ、そんなこんなで何とかテストまでこぎつけた訳だけれども 正直、客観的にもかなりギリギリの OK だったと思う。 それでもこんちゃんは「ゆり姉はスジがいいよー」って言ってくれた。

「途中、ベーシックが終わった時に、もうやめるって言ってくるかなって思ったよ」 こんちゃんが言った。 「私は、ベーシックが終わった時に、もうここまででいいでしょって言われるかと思ったよ」そう言って二人で笑った。

自分の変化・気づき

英語が全く話せない私だったが、帰路は行くときよりも自信を持って動けた。 話せなくても何とかなる。想いは通じる。誰かが助けてくれる。

日本に帰って度々「インドに行って人生観かわった?」と聞かれた。 改めて考えてみた。 人生観を変えるのはインドではない。 インドへ行けば、インドが何かを変えてくれる訳ではない。 変わるのも、変わらないのも、決めるのは私。感じるのも私。 私が見ようとしなければ、インドに行ったからといって見えるものでもない。 しいて言うならば、環境が整っていないインド。不自由を感じるインド。 言葉が通じないインド。それが大切な事のヒントになってる気がする。

最初は嫌だった。 うるさいし、一晩中うるさいし、汚いし、臭いし あんまり動物好きじゃないのに、牛とか犬とか猿とか、ウジャウジャいるし ニワトリ屋さんとかあちこちあるし、道もフンとかいっぱいだし。 でもそれは、整った環境で生きてきたから感じる感情。 そこと比べるから感じる不快。 まぁ 今でもそれが平気な訳じゃないけど、少しだけ「大した事じゃない」と感じてる。 それから「インド大好き。プリー大好き」って程じゃないけど 間違いなく、行ってみて良かった。 そして、そう思うのは絶対的にサンタナとスタッフの存在。 いつだって此処に守られてた。 ここの存在なくして再びインドを訪れる事はない。

誰かが私の為に時間を作ってくれるということは おのずと沢山の人にしわ寄せが流れる。 ロッジスタッフの仕事。ヨガスタッフの仕事。 お弁当を作ってくれた人。私の練習台になってくれた人達。 自宅の部屋を提供してくれたフォクナさん。 坂本さん。 「今日も頑張ってー」って毎日声を掛けてくれる後輩も旅人も。

私は、ヨガのライセンスを取得しにインドへ行き もれなくタイ古式マッサージのライセンスと たくさんの愛情をお土産に日本に帰ったのでした。

クリスマスイブがゆりねぇのお誕生日。みんなでお祝い♫

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

覚えることが多くて大変そうでしたが、それでも夜遅くまで誰かを捕まえては練習していました。

日本に帰ってからもマッサージしている様子や質問をくれる勉強熱心なゆりねぇ。

養成講座の形がまだ見えていなかった私の背中を押してくれた恩人です。

本当に感謝しかありません。ありがとうございます。またプリーで会いましょう笑

さて、次回は第2、3期生に答えて頂いたアンケートを載せたいと思います。

それではまた~

オンラインヨガ講座のご案内

体験談にも出ていたスタッフのんちゃんが携わる『おやじヨガ』・スタッフみきちゃんが携わる『ヨガ哲学講座』・ヨガ講師プラカーシュ先生による『インド古典ヨガクラス』などなど…その他のオンラインヨガ講座やっています!下記の「おうちでインド」を見てみてね!