ヨガの旅路で「死ぬまでやり続けたいこと」を再確認!かくちゃんのインドヨガ留学体験記
今回は20年以上の鍼灸・整体師人生を経て、人生の転機でサンタナのヨガ留学を選んでくれた、かくちゃんのインドヨガ留学体験記をご紹介します。
かくちゃんは2024年1月にインドサンタナへ!そこから約半年滞在。
RYT200の後すぐに300も受けてくれました。
RYT200とRYT300を通じて、ヨガの深い学びと自分と繋がる旅を経験。インドの文化、多様な仲間との出会い、そして人生で本当に自分がやりたいことにたどり着く過程が綴られています。
年齢に関係なく新しい挑戦ができることを教えてくれる、挑戦することを迷っている人の背中を押してくれるそんな体験記でもあります。
ぜひ、皆さん最後まで読んでくださいね(ナマステ)*
インドヨガ留学をすることになった経緯
僕がインドヨガ留学をすることになった経緯を勇気を出してお話させていただきます。
それは20年以上続けている鍼灸・整体の仕事で挫折したからです。
20歳くらいから始めた仕事で、奥の深い仕事でしたし、夢や目標もあったので一心不乱に20代を駆け抜けました。
30代になり、夢だった自分のお店を持つことができて、目標だったビーチボールのオリンピック選手やラグビー日本代表の選手などトップアスリートの身体を施術することができました。
お金も目標の金額を稼げて、夢や目標を叶えました。
しかし、そんな夢のような時間は長くは続きませんでした。
スキルアップのために行った学校では馴染めずに途中で挫折しました。体調も崩しました。
夢や目標を叶えたことで満足して、自分で限界を決めていたのかもしれません。
一度、歯車が狂い始めると次々に悪いことが起きました。
患者様は離れていき、売上げは大幅にダウン…
両親の死…
結婚破棄…
コロナ…
それでも歯を食いしばって頑張っていましたが、今でも覚えています。
ある日突然、車で帰宅しているときに胸の中でパチンっと泡が弾けたような大きな音がしました。
なにが起きたのかわかりませんでした。
運転を続けているとだんだんボーっとしてきて、なにも考えられなくなりました。
思考停止です。
それでもなんとか家にたどり着くことができました。
日に日に体調は悪くなっていきました。
ボーっとしてしまい、水を飲もうとコップに注いだ水がコップから溢れていたり、簡単な作業もできなくなっていたりしました。
とても働ける状態ではなくなり、休むことにしました。
一週間、ほぼ飲まず、食わずで寝込みました。
死も意識しました。
しかし、お腹が減ると食べるという行為をしました。
自分は生きたいんだと思いました。
まだその時ではないと。
僕には兄がいるんですが、兄は結婚していて子供も二人います。
兄、兄の家族の支えがあったから、僕はいま生きています。
このとき初めて、家族が一番大切なんだと気づきました。
兄、兄の家族の支えがあり、食べて、運動して、太陽の光を浴びて、大自然に身を委ねていく中で、だんだんと体調が良くなっていきました。
体調も良くなってくると食べるために働かなくてはいけないと考えるようになりました。
しかし、すぐには鍼灸・整体の仕事はできませんでした。
とても大好きで情熱と誇りを持っていた仕事でしたが嫌いになりました。
一旦、離れたかったし、お店を続けるまでは体調も回復していなかったのでお店は閉めました。
以前から興味があった介護の仕事に就きました。
介護の仕事はとても大変でした。
しかし、人の役に立っている実感もあり、やりがいがありました。
ただ、なにか違うなと、これでは今までと変わらないなと思い、三ヶ月で辞めました。
一度、あきらめ癖がつくとすぐにあきらめてしまうのかもしれませんね。
次はどうしようかなと何をしようかなと考えている中、家も、車も、お店も、人も、何もかも手放したのだから、今しかできないことをやりたいことをしようと思いました。
昔から旅行が好きだったので、一人旅に出ることにしました。
最初は日本の山をいろいろと登り、大自然に身を委ねて非日常な体験をしました。
大自然のパワーはすごかったです。
体調がすごく回復しました。
山にこもり山登りを経験して山で出会った人達のおかげで、この時にヨガを本気で学びたいと思いました。
次は沖縄の離島を旅しました。
島それぞれ違った文化があることを知り、肌で感じて山とはまた違った海のパワーをもらい、素晴らしい人達との出会いもあり、さらに体調が良くなりました。
その次は台湾を旅しました。
台湾は沖縄から近いということもありましたし、サンタナでのインドヨガ留学をすることが決まっていたので予行演習で旅しました。
台湾は久しぶりの海外で不安だった中、台湾の方々の人の温かさを感じ助けてもらいました。
台北一の高さを誇る超高層ビル、台北101のカウントダウン花火を見ました。
カウントダウンが始まると台北101ビルは、下の階から上の階へとライトが灯っていき、ビルではなく巨大なカウントダウン時計のような姿になりました。
花火が打ち出される瞬間の凄まじい音と躍動感は超ダイナミックで迫力満点でした。
台湾での経験が自信になり、サンタナでのインドヨガ留学が待ち遠しかったことを覚えています。
そして、最後にインドです。
インドへ行くのは初めてでした。
インドは昔から憧れがありました。
よく人生観が変わるって耳にしていたので、すごく興味がありました。
インドといえばヨガの本場で鍼灸・整体にも相通ずるところがあるため、ヨガを学びたいとなりました。
インドでヨガを学べるところはあるかなとネットで調べていると、すぐにサンタナのサイトを見つけました。
日本人向けに70年以上運営していて、本場のヨガをインド人講師から学べて、日本人スタッフの方や通訳の方もいて、サンタナ一択で迷う余地はなかったです。
しかし、いざ受講を申し込みしようとすると、変な先入観でインドだから詐欺じゃないかなと思いましたが、オンライン説明会もあったため、安心できました。
オーナー、インド人スタッフ、日本人スタッフの方々は、とても優しくて愛のある丁寧な対応で、すぐに信頼できました。
受講の手続きも終わり、いよいよインドに行く日がきました。
すごく不安だったことを、覚えています。
海外は何ヶ国か行ったことはありますが、インドは一味も二味も違いました。
人々で常に活気に満ちていて、車やリキシャなどのクラクションの騒音、街中に牛やサルや犬や猫がいる、インド国土の広さ、なにもかもスケールが違うなという印象でした。
予定していた飛行機が欠航になり、サンタナまでたどり着くのに苦労しました。
インドに着いて早々、インドの洗礼を受けました。
なんとかサンタナに着いた一日目、僕にとって特別な日になりました。
サンタナに着いて、みんなでお昼ご飯を食べている中に、サンタナオーナーのフォクナさんがいました。
僕は自己紹介をして、自分をもっと知ってもらうために、距離をとっていて嫌いになっていた鍼灸師・整体師の看板をつけました。
フォクナさんを施術させていただきました。
施術を終えるとフォクナさんは素直にすごく喜んでくれました。
それが僕にはとても嬉しかったです。
久しぶりの感覚でした。
それは日本で鍼灸・整体の仕事をしていた最後の方は、クレームだったり、素直な気持ちを伝えてくれたりする人がいなかったからです。
次の日の朝、レセプションでフォクナさんにお会いしたときに、第一声、「あなたは、鍼灸・整体の仕事を一生続けなさい。」と言われました。
胸に突き刺さりました。
本当は鍼灸・整体の仕事が大好きなのに、自分の気持ちに蓋をしていたからです。
僕はこの言葉をずっと待っていたのでしょう。
まだ出会って二日で、インドにきた理由も話していなくて、日本人とは価値観が違うはずなのに、僕のことを理解してくれました。
すごい人だなと思いました。
この言葉を一生、心に刻むと覚悟しました。
インドにきた最初の頃はまだ体調も完全に回復していなかったので、この言葉をいただいて、仕事への不安や迷いがなくなり、心が安定しました。
さらに自分を取り戻した状態で、RYT200を望めることになりました。
RYT200について
僕はヨガは未経験でした。
トレーニングを習慣的にしていて体についての知識はありましたが、ヨガは初めてサンタナで学びました。
年齢も42歳なので授業についていけるか不安もありました。
RYT200はアーサナが中心です。
最初の頃はアーサナは安定しないし、まわりの人を意識してしまって全然集中できませんでした。
そんな僕でしたが、朝7時から毎日5時間のアーサナをしていると、身体がだんだんと覚えてアーサナは安定していきました。
アーサナが安定すると心も安定していきました。
心が安定すると集中もできるようになりました。
ヨガでは人と比べないという教えがあります。
しかし、僕は同期の仲間と比べてしまいました。
同期の仲間は女性の方が多かったです。
過酷な環境で世界一カオスな国と言われるインドにくる人達なので、すごい人達ばかりでした。
一人ひとり個性溢れて、最初からどんなアーサナもできたり、気くばり心くばりができたり、ギターを弾くことができたり、絵を描くことが上手だったり、歌を歌うことが上手だったり、ダンスが上手だったり、英語が堪能だったり、アーサナや哲学の勉強を熱心だったり、面倒見が良かったり、無尽蔵なスタミナがあったりと才能が光り輝く、一人の人間として素敵な人達ばかりでした。
これは余談になるのですが、顔面偏差値がメチャクチャ高かったです。
小学校、中学校、高校でいえば、学年一位ではないでしょうか。
そんな仲間と一緒にヨガを学べていたので、毎日が気づきと学びで刺激をもらいました。
ヨガ三昧の毎日でしたが、週末はアクティビティが豊富にあり、息抜きになりました。
世界遺産のコナーラクのスーリヤ寺院へ行ったり、インド料理のカレー教室があったり、インド古典音楽のタブラ演奏など、インドのさまざまな文化を学べました。
日本人とインド人が一緒に作っているお祭り、オディシャ・ジャパン・フェスティバルにも参加させていただきました。
みんなでたこ焼きや鯛焼きを作ったり、歌やダンスのステージに出演する方もいたりして、一体感のあるお祭りでとても楽しかったです。
サンタナのみんなとすごく仲が深まっていきました。
そんな楽しい日々はあっという間に過ぎていき、卒業試験の日を迎えました。
卒業試験は生徒が先生役になり、みんなに教えます。
気心の知れたメンバーですが緊張しました。
しかし、一番最初に試験を努めた方は落ち着いていて、とても心地よい雰囲気で僕の緊張はすぐにほぐれていきました。
試験の中でみんなと一緒に太陽礼拝をしている時に、このメンバーでヨガをするのは最後なんだなと思うと涙が出てきました。
30日間と短いかもしれませんが、それくらい絆が深まり濃密な時間でした。
ちなみに、自分の試験の時は大号泣でした。
無事に試験も終わり、みんなで卒業式を迎えることができました。
振り返ると、インドにきた当初は不安でいっぱいでしたが、素敵で尊敬する仲間に出会えて、毎日が気づきと学びで刺激をもらい、楽しい日々を過ごさせてもらいました。
この出会いは偶然ではなく必然と僕は思います。
同じ気持ちを持った人間が引き寄せられたのだと信じています。
出会いに感謝するRYT200になりました。
RYT300について
RYT300はRYT200で素敵な人達と出会い、楽しい日々を過ごさせてもらったおかげで、さらにヨガを深めたい気持ちになり、受講しました。
RYT300は、哲学、瞑想、浄化法、セラピー、解剖学など授業内容がふえて、より深くヨガを学べました。
浄化法は日本ではなかなか学べないとのことで、貴重な経験ができました。
哲学や解剖学の授業で知識、理論を深めていくとアーサナが変わりました。
アーサナは安定し呼吸がしやすくなり、気持ちに余裕が生まれました。
心と体が繋がっていることを実感できて自分と繋がれました。
RYT200から続けてRYT300を受講したこともよかったと思います。
インドの生活にも慣れて気持ちに余裕ができた状態で、RYT200で学んだことをすぐにRYT300に活かせれたことはとてもよかったです。
それとRYT200生と2回重なり、素敵な出会いがありました。
新しく出会った人達も女性の方が多かったです。やはり、過酷な環境で世界一カオスな国と言われるインドにくる人達なので、すごい人達ばかりでした。
一人ひとり個性溢れて、すでにインストラクターの人と思うくらい教えることが上手だったり、マントラを覚えて唱えれたり、体の柔軟性が高かったり、いつも明るく元気で優しくて楽しかったり、哲学的で考えが深かったり、絵を描くことがプロ並だったり、英語が堪能だったりと才能が光り輝く、一人の人間として素敵な人達ばかりでした。
RYT300はRYT200よりもヨガ三昧の毎日でしたが、インド3大祭りと呼ばれるホーリー祭を経験できました。
みんなで色粉や色水を掛け合い、最後はハッピーホーリー!と言いながら抱き合い、楽しかったです。
そんな仲間との時間は、毎日が気づきと学びで刺激をもらい、あっという間に過ぎていきました。
ほかでは見られない経験ができて、かけがえのない時間になりました。
こうして振り返ると、RYT300でも個性溢れて才能が光り輝く、素敵で尊敬する仲間に出会えました。
素敵な人達と出会えたおかげで、自分とも出会えたRYT300になりました。
RYT200 RYT300を終えて
RYT200、RYT300を卒業して振り返ると、オーナーのフォクナさん、インド人スタッフの皆さん、インド人講師の皆さん、日本人スタッフの皆さん、同期の仲間、旅人の方、個性溢れてみんな素敵で才能が光り輝いて、尊敬する素敵な人達ばかりでした。
価値観が似た環境の中で、本物の人達から本物のヨガを学べて、サンタナのヨガが基礎になり、本当によかったです。
サンタナで学んだことを、これからの人生に活かして伝えていきます。
本当の幸せを探し求めて、これからの人生も精進していきます。
大変お世話になりましたので感謝の気持ちを込めて、最後にもう一度フォクナさんを施術させていただきました。
施術をしていると、「鍼灸・整体の仕事を一生続ける?」と聞かれました。
僕は、「死ぬまで続けます!」と答えました。
するとフォクナさんは、「神様からいただいた技術だから。あなたにしかできないことだから。」とおっしゃってくれました。
最後にまた素敵な言葉をいただきました。
ヨガを学びにきているのに、僕は鍼灸・整体が一番好きであることを理解してくださり、本当にありがとうございました。
ヨガも一生続けます。
それくらいサンタナでヨガを学べたことで好きになりました。
一歩を踏み出し挑戦してよかったです。
人生が変わりました。
年を重ねれば重ねるほど、新しいことを始めることは勇気が必要でしたが、いつから始めても遅くないと体感しました。
おかげさまで体調も完全に良くなりました。
三ヶ月間、本当にありがとうございました。
そして、これからもよろしくお願いします。
自分に出会えて、第二の人生の始まりになったインドヨガ留学でした。
ーEND-
かくちゃんが勇気を持って人生の困難だった時のことを詳細に綴ってくれたこと、そしてサンタナでの成長の過程がどんなものだったかを教えてくれたことに、心からの感謝を込めて本当にありがとう。
かくちゃんの視点が「周りと比べる」から「周りの人たちの良いところを見る」に変わっていく過程が素敵だと思いながら読ませてもらいました。純粋に心でヨガを感じとって学んでくれていた証拠だなと思います。
かくちゃんの言葉一つ一つに、ヨガと鍼灸・整体への情熱、そして人生の転機となった経験が溢れていて感動しました。サンタナでの日々がかくちゃんにとってかけがえのない時間で、新たな人生の出発点になったことを知れて、スタッフとしてとても嬉しかったです。
これからも、かくちゃんの鍼灸・整体の技術、奉仕の気持ち、そしてそこにヨガを組み合わせて、周りの人たちに癒しを与えていってください。
ヨガのコース中に周りの人たちにそうしていたように♡
かくちゃんの未来が、さらに輝くことを心から願っています。
またいつでも戻ってきてくださいね。
かくちゃんの幸せをいつも神様にお祈りしています。
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サンタナからのお知らせ
RYT200取得 30日コース
全米ヨガアライアンス協会認定の資格取得コース。宿泊費込み、日本語サポート付で30日間で28万円〜 資格取得保証! 日本と価値観が異なるインドで、外界からの刺激を受け。ヨガを通して自己と対峙し内面からの刺激も受ける。大きな変化を遂げることもしばしば!
インドヨガ留学
全米ヨガアライアンス-RYT200-資格取得コース
https://indiasantana.net/travel/yoga/
RYT300取得 45日コース
RYT200を取得した後のアドバンスコース。ヨガ哲学を深く学び、理解し、哲学をアーサナ・呼吸法・瞑想・浄化法とつなげていきます。さらにヨガ哲学を日常につなぐため、意識的に日常生活を送っていきます。同時に自分の身体・息・思考と徹底的に対峙する45日間です。
インドヨガ留学
全米ヨガアライアンス-RYT300-資格取得コース
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