インド食の旅DAY3「宗教と食」編~ヒンディ勉強中女子のインド・ヨガヨガ滞在ブログ~
こいのぼり食堂こーすけ「インド食の旅」3日目
テーマは「宗教と食」です!
午前:陶器村見学
午後:ジャガンナート寺院見学
という流れになっています。
レクチャー
まず座学でジャガンナートについて学びます。
ジャガンナート神はもともと土着信仰だったものが、
「世界の主」と言われるまでヒンドゥー信仰が広まりました。
ジャガンナート寺院では、
ジャガンナート神へのお供えご飯を1日15~20万人分作ります。
そのご飯を入れる壺陶器は神聖なものであり、
一度使ったものを食器としては二度と使用しません。
(植木鉢等に再利用することはあるようです。)
陶器村
陶器を作る陶器村の見学をさせていただきました。
地域一帯が落ち着いた空気が流れ、たくさんの陶器が干されています。
こちらも多くの陶器が保存されています。
ろくろは手動で回すもので、日本の陶芸よりも難しそうに感じました。
かやぶき屋根に日本を感じます。
この村にいると時間がゆーっくり流れるような、素敵な雰囲気でした。
昼「サイマンレストラン」
お昼はプリーでターリー美味しさランキング暫定1位のサイマンレストランにて!
わたしは2回目ですが、やっぱりおいしい!
そして壁が可愛い!
このレストランがお好きな欧米人旅行者がペイントしたそうです。
こちらがこのお店のターリー。
フィッシュカレーとダル(豆)カレーです。
レストランだとついつい油を多く使いがちですが、
このターリーは全然重くなく、サクッと食べられます。
必ずターリーについている様々なダルカレーを食べましたが、
少しずつ味の違いを感じ、カレーはやはり深いですね。
ジャガンナート寺院
午後はジャガンナート寺院へ。
プリーは寺院参拝のために各地から観光客が訪れ、
観光業が重要なプリー経済を担っています。
ジャガンナート寺院は
異教徒、つまりヒンドゥー教徒以外の人が立ち入ることはできません。
ジャガンナート寺院近くに年商1億と言われるチャイ屋さんがあります。
チャイで年商1億って…と思うかもしれませんが、
チャイがブランド化し、オーナーさんは戸建ての大きい家を建てたそうです。
夢が広がるなあ!
夜「お供えご飯」
夜ご飯は、
ジャガンナート寺院で作られたジャガンナート神のお供えご飯を頂きました。
陶器村で作られた神聖な陶器に入れられたカレーとご飯。
見た目はとっても不思議です。
中身はこのようになっています。
バナナの皮に乗せられた4種類のカレーと2種類のご飯。
これはピュアベジタリアンメニューであり、
ベジタリアン料理より使える野菜の種類が限られてます。
ピュアベジでは基本的に葉物しか使わず、根菜はNGとしています。
またスパイスも多く使わず、優しい味付けが特徴となっています。
しかし、このカレーには根菜であるダイコンが入っていました。
理由を尋ねると、
「インド原産だからOKなんだ。」
トマトやニンジンなどはインド以外から持ち込まれた外来種であるため、
使用することはないのだと言います。
細かく決められた中で、
味の違う4種のカレーを作り出すことができるのは純粋に驚きました。
まとめ
ここまでたくさんの種類のカレーを食べてきましたが、
驚くことに全然飽きない!
むしろカレーへの興味と謎が深まる一方です。
日本でも本場と同じインドカレーが食べられたらいいのになあ。
きっとこのまま日本に帰ったら、インドカレーシックになってしまいます(笑)