インドビザの種類と特徴

 

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前回、インド行きに絶対必要なモノ~パスポートとビザのお話~で、インド旅行というか海外旅行の基本中の基本をご説明しました。

ビザの必要な国とそうでない国があり、インドはビザが必要だとご説明しました。

そして、誰が言ったのか、『インド旅はインドビザを取るところからはじまる』という言葉があるくらい、インドビザを取るのが大変なのは有名な話なのです。

インドのビザの種類

現在(2016年3月初め時点)のインドビザ申請センターのホームページによると、「インドの法律に従って、インドに訪問する外国人は訪問の目的・期間を問わず、ビサを申請しなければなりません。ネパール、ブータン、モルディブの国籍を持つ方はこの規定を免除されます。 訪問目的により、必要なビサは異なります。」とあります。

 

では、ビザの種類はどんなものがあるのでしょう?

 

インドビザ申請センターによると、インドビザは目的別に12種類あります。

①観光ビザ ②商用ビザ ③会議ビザ ④就労ビザ

⑤入国(エントリー)ビザ ⑥報道ビザ ⑦(患者)付き添いビザ

⑧医療ビザ ⑨研究ビサ ⑩留学ビザ  ⑪通過ビザ

⑫プロジェクトビザ

 

ということで、バックパッカー旅、インドへ旅行で遊びに、観光に訪れる方は「観光ビザ」の申請をしなければなりません。

観光ビザの種類

インドの観光ビザは、現在(2016年3月初め時点で)は3種類あります。

 

①Regularビザ

②e-TOURISTビザ(eTV)

③Arrivalビザ

 

それぞれ取得するために必要な書類等はほとんど一緒です。

では何が違うかというと・・・

それぞれの観光ビザの違い

 

ビザの種類 ①Regularビザ ②e-TOURISTビザ(eTV) ③Arrivalビザ
ビザの有効期間 最大6か月 30日
出入国できる回数 (MULTIPLEで取得した場合は)制限なし 1回のみ
入国できる空港 制限なし 指定された16の空港
ビザ代金 1,890円 (国別になっており、日本のパスポート所持者は) US$25 Rs.2,000
申請から取得までに

必要な日数

約10日 (申請、支払い完了後)約72時間以内 インドの空港にて申請、その場で発行

 

そのほか、各ビザの特徴などは以下の通り。

①Regularビザ

  • 申請センターが国内に2か所(東京・大阪)のみで、住んでいる場所により管轄が分かれる。遠方の方にはこれがデメリット。
  • 自分で申請する場合は、申請と受取りの最低でも2回行く必要がある。(申請に必要な書類等に不備があった場合は2回では済まないことも・・・。)
  • 申請センター近くに住む人は、費用は最も安く済みます(ビザ代金+2往復分の交通費+写真代)。
  • 直接、申請センターに行くほか、郵送、代行業者の利用も可能。

②e-TOURISTビザ(eTV)

  • インド入国の30日前から最低4日以上前までに申請が必要。
  • 有効期間がインド入国日から30日のみで期間の延長は不可。
  • 出入国が1回のみ。
  • 入国できる空港が16か所と制限される。
  • 年間(1月~12月の間)に申請できるのが最大2回まで。
  • ビザ代金の支払い方法がクレジットカードかデビットカード。
  • 申請時に、Regularビザと違い、写真とパスポートをスキャンして一緒にアップロードしなければならない。
  • ビザ番号が書かれた紙を印刷して持って行かなければならない。
  • 入国時に指紋認証(10本の指すべて)が必要。

③Arrivalビザ

  • 2016年3月1日より新たに導入されたビザ。
  • 他のビザに比べてビザ代金がRs2,000と高め。
  • 有効期間が30日のみで延長不可。
  • 利用できる空港が6か所のみ(2016年3月現在)。
  • 年間(1月~12月の間)に申請できるのが最大2回まで。
  • アプリケーションフォームに不備があった場合や、ビザ代金の支払い等がビザカウンターにて必要のため入国までに少し時間がかかる。

 

以上が簡単ではありますが、それぞれのビザの違いについてです。

旅の日程や、申請するために必要な労力などによってビザの選び方がかわってきますね。

サドゥー

また、2016年3月1日よりアライバルビザが復活したことによって、ビザ申請の選択肢が増え、なおかつ申請が面倒で有名なインドのビザが取りやすくなったことで、インドへの旅行者が増える可能性が高くなったのは喜ばしいことですね!