【デスフェスリトリート】生と死の風景の中で、自分を感じる探求の旅 ~インドで、あなたの物語が動き出す~

一般社団法人デスフェス共同代表、市川望美からのメッセージ

今回、Deathフェスでインドを選ぶのであれば、「生と死の風景が濃密に存在するプリー」でこそ得られる体験がいいと思いました。

火葬場「ソルグ・ドゥワル」、死と再生を繰り返す神を祀るジャガンナート寺院、生の象徴である太陽寺院…。 プリーという場所には、生と死のあわいにある“物語”がそこかしこに息づいています。

「人生ががらりと変わる」ではなく、本当は心の奥でずっと問いかけてきたことに、そっと向き合いたくなる。 そんな、自分の内にある小さな灯を見つけ直す時間にしたいと思っています。 インドという非日常を、日々の問いとつなげるために、事前2回・帰国後1回の連携ワークショップを組んでいます。 異国の風景で、“あなたの物語”が動き出す体験を、一緒に旅しませんか?

Deathフェスとは

Deathフェスは、死をタブー化せず、人生と地続きのものとして捉え直す場を提供するイベントです。高齢化・多死社会を迎える日本において、“死”を自分ごととして捉え、いまをより豊かに生きる文化を育てています。

二年目となる2025年4月12日(土)~17日(木)の6日間、東京・渋谷ヒカリエ(8/COURT・CUBE・ヒカリエデッキ)にて開催され、昨年2,000人だった来場者数は、今年4,200人に倍増。年齢層は10代から90代までと幅広く、世代を問わず多くの人々が足を運んでくれました。

Deathフェス | Well-Being in life and death

Deathフェス × インド?

Deathフェスは、「死」を人生と地続きのものとして見直す社会的ムーブメントです。

そんなDeathフェスが行う特別なリトリート。
インド、という非日常空間を最大限活用し、現代社会で日常から切り離されがちな“死”というテーマに対して、ゆるやかに再接続する場をつくっています。

日本で無意識に“当たり前”になっていた死や生に関する思いが、ゆっくりと揺らぎはじめる。インドの空気に触れることは、固定観念をほどいて自分自身を再創造するきっかけになるはずです。

以下に記した死のタブー化、そして生のイノベーションを少し意図して共に体験を重ねていけたらと思っています。

①死のタブー化

インドでは日本と比べると、「死」が日常の一部として受け入れられているように見え、翻って日本のタブー化を強く感じる旅人も多数。輪廻の思想を日々の生活の中で実践している姿を垣間見ることもでき、火葬場でそのカジュアルさに驚くことになるでしょう。

その様子をみて、日本の死のシーンへの揺らぎが起こるかもしれません。その時に
「大切な人をどう弔いたいか」
「自分はどう弔われたいか」
という問いがよりダイレクトに迫ってくるでしょう。

②生のイノベーションへ

──死を見つめ、生を更新する

インド・プリーの風景は、私たちが見慣れた「日常」を一度バグらせてくれます。そこにあるのは、我々から見ると、死を遠ざけない暮らし、死を語ることを怖れない文化。その場に身を置くことで、知らず知らずに刷り込まれていた「こうあるべき生き方」や「自分らしさ」が静かに揺らぎはじめます。

その刺激をただ刺激で終わらせません。
事前事後のワークショップや問いのワークブック、仲間との語りの時間——
そうした“内省の仕掛け”を通じて、自分の奥に眠っていた願いや痛みに出会っていくのです。

「じゃあ、本当はどう生きたい?」
その問いに、自分の言葉で応えられるようになるプロセスこそが、“生のイノベーション”です。死という輪郭を手がかりに、生を再設計する——そんな旅が、ここから始まります。

2025年1月のDeathフェスバラナシリトリートの様子

本リトリートの概要

  • リトリート名:Deathフェスメンバーと行く 生と死の風景の中で、自分を感じる探求の旅 インドで、あなたの物語が動き出す
  • 期間:2025年11月23日(日)〜11月30日(日)
  • 目的地:オディシャ州プリー・コナーラク
  • テーマ:非日常・異文化・生と死を感じながら、仲間と共に物語を再起動
  • ハイライト
    ソルグ・ドゥワル火葬場訪問からの414(良い死)カードの対話会。
    ヒンドゥ四大聖地「ジャガンナート寺院」で“死と再生”の神に出会う。
    世界遺産「スーリア(太陽)寺院」で“絶対的な生の象徴”太陽と向き合う。
    瞑想センターで“静”と向き合う
  • 募集人数:20名(最少催行6名)
  • 旅行形態:現地発着(希望があれば同行便への参加も可能)
  • 料金
    318,000円(税込み、事前事後伴走つき、ビザ代行・リトリート前後の相互伴奏付、事前事後ワークショップ込み)

⇒早割:298,000円(8月20日までにお申し込みの方)

https://forms.gle/jhV41p1mFW7hvifT7

このような方におすすめ

日常を離れ、自分の物語を再起動・促進したい方
自分の中の死生観をアップデートしたい方。
異文化に自分を委ね、心の奥の問いを深めたい方
心の奥でくすぶる思いを、言葉にして分かち合いたい仲間がほしい方
静寂や圧倒的な風景のなかで、生きる強さや軽やかさを取り戻したい方

前回のインドリトリート参加者の声

2025年1月のインド、バラナシのリトリートに参加してくれたさん、Azusaさん、Keigo君の体験談です。

Azusaさん

凄い楽しかった。ちょっと思ったのはサントスさんに教えてもらったジュガール。インドの精神、意味は環境が揃って無くてもあるもので工夫する、という意味。クンブメーラのお祭りに行った時も歩くと聞いていたけど、バイク便などに乗れて結果、スムーズにいった。これがインド人の精神というか。インフラも日本見たく整ってないこともある。停電などもある。そういうことに対処する力すごく強いと思った。でも、自分の人生を振り返ってみて、条件と環境が整ったことがあっただろうかっていうことを考え、死もきっと準備する前にきっとやってくるってことを考え、あるもので対処することになるんじゃないかと思った。

Keigo君

インドで一番衝撃的だったのは色々な人々がいて、動物もいてエネルギーが溢れているなっていう感じ。ボートに乗った時もそうですが、朝日を見るために早朝からでかけたのだけど、早朝からたくさん人がいるし、深夜でもめちゃくちゃクラクションがなったりうるさかったりするけどエネルギッシュだなって。逆に言うとエネルギッシュっていうのは死がそれこそインドだと短命なこともまだあると思う。そういうところでインドだとより必死に生きているのかなって。その結果エネルギッシュになっている。自分もインドを経て、活発に生きていくことが大切なんじゃないかと思った。

将来的にどういうことしたいかなってのが行く前は明確じゃなかった。あんまり考えなくてもいいのかなって思ってた。行ってみて、日々をエネルギッシュにいきることを見てきて、何年かは会社で生きることになるけど、ずっと続けていくのかなって、やめたいとかはないけど、何年かは会社で生きることだけど、その後のことを考え始めた。

今回のフィールド地、プリー

今回は東インドオディシャ州プリーがフィールドです。静かな海沿いの町でありつつ、ヒンドゥ教徒にとっては四大聖地の一つジャガンナート寺院があることで有名。

特徴その①-ジャガンナート寺院

ジャガンナート寺院に鎮座するジャガンナート神は19年に一度、死と再生を繰り返す神様としても有名です。またその姿も手が短く、足はありません。不完全なまま完全であるのです。

神であっても生と死を繰り返し、不完全である。だとしたら、私達人間がそうであることは何ら不思議ではありません。死と再生、不完全さ、これらの問いと向き合うには最高の場所です。

特徴その②-火葬場「ソルグ・ドゥワル」

プリーにある火葬場はその浄性が最も高いと言われています。天国の入り口を意味する「ソルグ・ドゥワル」では近隣の町からの火葬を待つ人でいつも込み合っています。死体が火で焼かれる様子、煙の匂い、集まる人々の喧騒など、五感全てを使って死を体験する場です。

葬送のカジュアルさと町と混然一体となっている火葬場に日本との違いを感じることになることでしょう。

特徴その③-日本人をサポート歴70年のサンタナグループ

日本人にとってのプリーはサンタナグループの存在も大きいです。ゲストハウス・ホテル・ヨガスクール・日本語も教える学校などを運営しています。町全体が他の都市に比べても親日なのはサンタナの影響です。日本人スタッフも常駐していたり、日本食も提供可能で旅人の安心はひときわです。

これらが揃うプリーは、安全且つ安心して、“生と死の物語”を紡ぎ直す舞台として理想的と言えるでしょう。

本リトリートの3つの特徴

1‐事前・事後のワークショップで体験価値を最大化

  • 出発前と帰国後のワークショップでは、Deathフェス独自の「物語マトリクス」を用いて、自身の人生の物語を深く掘り下げます。
  • 単なる旅行体験ではなく、「何に向き合いたいのか」「今どんな段階にいるのか」といった視点から自己を見つめ直します。
  • 自分の“問い”を明確にし、それを旅と日常の両方で育んでいくプロセスを大切にしています。

2‐ただの観光で終わらない、問いを起点に“静と動”を味わう体験設計

  • 活気ある街の散策や聖地訪問と、瞑想やシェアリングの静かな時間をバランスよく設計しています。
  • それぞれの訪問地には、設定された「問い」があり、自分自身と向き合うきっかけになります。
  • 身体を動かし、心を静め、感じたことを言葉にすることで、より深い体験が生まれます。

3‐渋谷のDeathフェスで、心に響いた物語をアウトプット

  • 2025年4月のDeathフェスでは、インドでの探求を振り返り、自身の「問い」の変遷と気づきを発表します。
  • 体験を通して育まれた死生観や価値観を他者と共有し、深い対話の場を共につくります。
  • リトリート後もその探求を続けられるような、“次の一歩”へとつながる機会になります。

宿泊施設

Hotel Santana

前半はサンタナグループのホテル・サンタナに宿泊します。広々とした屋上からベンガル湾を臨み、マネージャーは日本語を話せます。併設しているレストランのご飯は日本人にとっても食べやすく大好評です。

後半はよりビーチに近いRegenta Central Puriへ。通りを挟んだすぐ目の前がきれいなビーチとなっていてビーチから上る朝日を眺めるのに最高のロケーションです。朝食のビュッフェは種類も豊富。スタッフの方々のホスピタリティも高いです。

旅のスケジュール

※本リトリートのスケジュールは、現地の状況や参加者の流れによって柔軟に調整される可能性があります。あくまで「予定」としてご覧いただき、現地ならではの出会いや偶然の展開も含めて、旅の一部としてお楽しみください。“想定外”の出来事も、きっとあなただけの物語の一章になるはずです。

📅11/23(土) 日本出発
📅11/24(日) プリー到着、土地に馴染む散策とオリエンテーション
📅11/25(月) 火葬場訪問+414(良い死)カード対話会
📅11/26(火) ジャガンナート寺院で生命観を深める
📅11/27(水) 太陽寺院など“生”の象徴と向き合う。現地学校・エコビレッジ訪問。
📅11/28(木) 瞑想センターで静かに過ごす/物語マトリクスワークショップ
📅11/29(金) 体験を言葉にするシェアリング/現地のショッピングモール訪問。
📅11/30(土) 帰国へ

※10月末に事前ワークショップの一回目、11月10日前後に第二回のワークショップを行います。自分の物語を可視化するワークショップです。

※帰国後、一カ月後を目途に事後ワークショップを行います。

料金と含まれるモノ・含まれないモノ

現地集合現地解散:318,000円(事前プログラム代・ビザ代行込)
ビザ代行不要な方:308,000円(事前プログラム代・ビザは自分で取得)

⇒早割:298,000円(8月20日までにお申し込みの方)

※上記は二人部屋料金です。一人部屋希望の方は+50,000円で承ります。
※申込時に事前プログラム・事前調整費として先に10万円を申し受けます。

含まれるもの:

インドビザ取得代行、ブバネシュワル空港からプリー送迎費、期間中の宿泊費、事前・事後プログラム代、期間中のワークショップ参加費用、プログラム中の朝食、インド国内のプログラムのための移動費用

含まれないもの:

日本からインド・ブバネシュワル空港の往復航空券、集合前・解散後の自己企画旅行、期間中の昼・夕食費用、パスポート取得費用、海外旅行保険費用、お土産などの嗜好品

(参考)
日本からブバネシュワルへの往復航空券は使用する航空会社によりますが、8万円から13万円前後となるようです。ブバネシュワル空港へは日本からだとデリーや経由で国内線、または東南アジアの経由便がいくつか出ています。ご自身の好きな方法でアクセスして頂いて構いません。

万が一の際のサポートが必要な型はサンタナトラベルでもチケットの取得をお手伝いしています。

https://forms.gle/jhV41p1mFW7hvifT7

申し込み・参加の流れ

step00ご質問・お問合せ:「【デスフェスリトリート】生と死の風景の中で、自分を感じる探求の旅 ~インドで、あなたの物語が動き出す~」に関するご質問はお問合せフォームからお願いします。

step01参加規約の了承: 参加規約を熟読し内容の了解の上、以下にお進みください。

step02お申し込み: 「【デスフェスリトリート】生と死の風景の中で、自分を感じる探求の旅 ~インドで、あなたの物語が動き出す~」申込みフォームからお申込みください。

step03詳細メール: メールが届かない場合は迷惑メールボックスをご確認ください。届いていない場合は、メールアドレスをご確認の上で再送信をお願いします。担当者より詳細メールをお送りします。

step04事前プログラム代・事前調整費用支払い:指定口座にお振込をお願いします。
※振込先に関する詳細は、別途連絡いたします。
※事前プログラム代・事前調整費用支払いをもって申し込み完了となります。

step05参加の準備: パスポート、インドビザ、航空券、海外旅行保険、持ち物などをご準備の案内をさせてもらいます。チケットを依頼したい人はサンタナトラベルをご紹介させて頂きます。

step06残額お支払い:旅行代金のお支払いをお願いします。
※振込先に関する詳細は、別途連絡いたします。

step07空港への送迎:ブバネシュワル空港へ到着する便をお伝え下さい。送迎車を用意します。

https://forms.gle/jhV41p1mFW7hvifT7

キャンセルポリシー

  • 開催30 日前~20日前までのキャンセルは10%を事務手数料として頂戴し、残りの90%を返金致します
  • 開催20 日前~開催10 日前のキャンセルは費用の30を事務手数料として頂戴し、残りの70%を返金致します
  • 開催10 日前~ 3 日前のキャンセルは費用の60%を事務手数料として頂戴し、残りの40%を返金致します
  • 開催前々日、前日、当日のキャンセルはご返金できませんのでご了承ください
  • いかなる理由であっても、無断キャンセルはご返金できませんのでご了承ください

運営

運営団体:サンタナトラベル

インドで60年前から伝説の日本人宿として知られ今ではゲストハウス、ホテル、ヨガクースル、日印を繋ぐITスクールなどを運営している「サンタナ」の現地旅行代理店。現地密着型であり同時に日本人に対してありとあらゆる形で心地良く印度に滞在するためのサポートを徹底している。

企画協力・同行者:小野梨奈
(一般社団法人デスフェス 共同代表/合同会社カレイドスタイル代表)

理系大学院卒業後、IT企業、女性向けWebメディア運営会社を経て2006年に独立。企業や経営者、研究機関の伴走者となり、企業のオウンドメディア立ち上げや情報発信、コンテンツプロデュースを支援。 サイエンス系記事の執筆や研究機関のアウトリーチ支援なども行う。そのほか、女性経営者・フリーランスのためのオンラインコミュニティ「ホクレア」を運営。日本での有機還元葬の実現に向け、法人設立も準備中。

前回のインドで、自分の知らない世界がこんなにあるんだってのが第一印象。で、今はすごい、インド楽しいけど何かすごい!日本もいいなと思うところもあるし、心地よい場所とか環境ってのを自分で見つけていくとか、無いならつくるのが大事なんだろうな。

Deathフェス的には死が本当に日常の中にあるなって感じていて、ごく当たり前のこと、生きていること、死ぬことが日常にあるのが、確認できた。確かめられた。腑に落ちた。今回のプリーではどんな発見があるのか、

企画協力・同行者:市川望美
(一般社団法人デスフェス 共同代表/非営利型株式会社Polaris ファウンダー)

短大卒業後、IT系企業へ入社。育児離職、子育て支援NPOへの参画を経て、2010年末内閣府のビジネスプランコンペで採択され、働き方や生き方の選択肢を増やすためにPolaris設立。令和元年度東京都女性活躍推進大賞地域部門大賞受賞。2023年、より個人的関心に根差した実験的プロジェクトに関わる器として合同会社メーヴェ設立。現在は「生と死のウェルビーイング」をテーマに、Deathフェス開催に向け奮闘中。

企画&同行者:坂本尚人
(非営利型株式会社Saniwa 代表取締役CIO(Chief India Officer)/府中インドの会会長)

2006年から14年間インドのプリーに在住。日本語教師などを経て現地旅行代理店「サンタナトラベル」を設立に携わる。インドヨガ留学において「インド×ヨガ×コーチング」メソッドを進める。現在、非営利型株式会社Saniwaにて「人生観が変わる冒険をカジュアルに」をテーマにビジネスからスピリチュアルまで幅広いインドリトリートの企画を手がけている。