【インドアライバルビザ】おすすめしない理由!e-VISAとの比較も!
アライバルビザってどうなの?を解説します!

インディラ・ガンディー空港のアライバルビザカウンター
ナマステ!
インド現地で3店舗日本人宿を運営しているサンタナです!
(インド3店舗:プリー・デリー・バラナシ/日本2店舗:京都・大阪)
「e-VISAの申請って面倒そう…」
「現地空港で取れるアライバルビザの方が楽じゃない?」
「事前準備なしでインドに行けるなら最高!」
そんな声をよく耳にします。
確かに、現地に着いてから取得できるアライバルビザは一見便利に思えますよね。事前申請の手間がなく、思い立ったらすぐインドへ!なんて魅力的に聞こえます。
しかし…
サンタナは、アライバルビザをおすすめしません!
1952年から続くインド最古の日本人宿として、プリー本店をはじめデリー、バラナシと3都市で宿を運営しており、これまで数え切れないほどの日本人旅行者の皆さんをお迎えしてきました。その中で、アライバルビザで入国しようとして大変な目に遭った方を何人も見てきました。
この記事では、現地で実際に起きたトラブル事例をもとに、なぜアライバルビザをおすすめしないのか、そしてe-VISAとの違いについて徹底解説します!
もくじ
アライバルビザとは?基本情報
アライバルビザ(Visa on Arrival)とは、インドに到着してから空港のビザカウンターで申請・取得するビザのことです。
アライバルビザの基本情報
有効期間: 最大60日間
入国回数: ダブルエントリー(2回入国可能)
申請場所: 6空港のみ
申請料金: Rs.2,000(約3,500円)現地支払い
メリット
- 事前申請不要
- オンライン手続きが苦手な方でも申請可能
- 急な旅行でも対応可能
デメリット
- 入国可能空港が6箇所に限定
- 長時間の待機が発生する可能性
- 入国拒否のリスク
- SIMカードが購入できないエリアがある
- 第3国からの乗り継ぎ時にトラブルになりやすい
- 延長・変更が一切できない
アライバルビザとe-VISAの徹底比較

入国審査のカウンター
どちらを選ぶべきか?詳しく比較していきます。
【有効期間】
アライバルビザ: 60日間
e-VISA 5年: 5年間
【滞在可能日数】
アライバルビザ: 60日
e-VISA 5年: 年間180日まで
【申請料金】
アライバルビザ: Rs.2,000(約3,500円)
e-VISA 5年: $25+手数料$1(約4,000円)
【入国回数】
アライバルビザ: 2回まで
e-VISA 5年: マルチプル(複数回入国可能)
【申請方法】
アライバルビザ: 現地空港カウンター
e-VISA 5年: オンライン
【申請期間】
アライバルビザ: 当日
e-VISA 5年: 入国4日前まで
【入国可能空港】
アライバルビザ: 6空港のみ
e-VISA 5年: 32空港+5港
【待ち時間】
アライバルビザ: 30分〜数時間
e-VISA 5年: 入国審査のみ
【入国拒否リスク】
アライバルビザ: あり
e-VISA 5年: 低い(事前承認済み)
【SIM購入】
アライバルビザ: 一部エリア不可
e-VISA 5年: 可能
【第3国乗り継ぎ】
アライバルビザ: トラブル多発
e-VISA 5年: 比較的スムーズ
アライバルビザをおすすめしない理由
『上の比較を見ると圧倒的にe-VISAが良さそうだけど…めんどくさい!現地空港で取得できるアライバルビザの方が簡単そう!』と考える方もいらっしゃると思います…
でも!何度でもお伝えしますが、
アライバルビザはおすすめしません!
現地での実体験に基づく問題点をご紹介します。
長時間の待機
インドにアライバルビザでの入国が可能な国は日本を含む数カ国(日本・韓国・UAE※制限あり)に限られています。
その為、現地空港のスタッフが内容をあまり理解しておらず、手続きがスムーズに進まず空港で4時間以上待たされた日本人旅行者もいらっしゃいました。せっかくのお休みを利用したインド旅行、貴重な旅行の時間が空港での手続きで消費されるなんてもったいない!
また、乗り継ぎや他国からインドに向かう場合はより注意が必要です。第3国のスタッフは日本人がアライバルビザで入国できることを知らないことも多く、アライバルビザの場合、第3国では証明する書類がないので搭乗手続きに時間がかかったり、最悪搭乗を拒否される可能性もあります。
(実際に第3国で搭乗を拒否されたケースもありました。)
入国拒否のリスク
書類不備や支払い時に現地通貨がない、またはクレジットカードが通らない、もしくは審査官の判断により入国を拒否される可能性があります。最悪の場合、そのまま帰国を余儀なくされることもあります。
対応空港の制限
取得可能な空港が6箇所のみに限定されています(デリー、ムンバイ、チェンナイ、コルカタ、バンガロール、ハイデラバード)。
一方、e-VISAは32空港と5港で入国可能です。旅行プランの自由度が全く違います。
SIMが買えない
ある一定のエリアではアライバルビザではSIMを購入することができません。現在の旅においてとても重要なインターネットが使えないのはかなり辛いです…
予期せぬトラブル事例
天候の影響で予定とは異なる空港(アライバルビザ対応外)に到着してしまい、3日間の限定ビザしか発行されず、結果的に旅行をキャンセルして帰国せざるを得なかった事例もあります。
それでもアライバルビザを選ぶなら…
知っておくべきこと
ここまで読んでもアライバルビザを選択される場合は、以下の点を必ず確認してください。
【対応6空港リスト】
アライバルビザが取得可能なのは以下の6空港のみです。
- デリー空港(Indira Gandhi International Airport)
- ムンバイ空港(Chhatrapati Shivaji Maharaj International Airport)
- チェンナイ空港(Chennai International Airport)
- コルカタ空港(Netaji Subhas Chandra Bose International Airport)
- バンガロール空港(Kempegowda International Airport)
- ハイデラバード空港(Rajiv Gandhi International Airport)
これ以外の空港では取得できません!
【必要書類チェックリスト】
現地空港で以下のものが必要になります。
□ パスポート(有効期限6ヶ月以上、空白ページ2ページ以上)
□ 搭乗券
□ 入国カード(機内で配布されます)
□ アライバルビザ申請フォーム
□ 宿泊先情報(ホテル名、完全な住所、電話番号)
□ 帰りの航空券または次の目的地への航空券(eチケット控え)
□ 現金 Rs.2,000以上またはクレジットカード(VISA推奨)
実際の取得手順(デリー空港の場合)
実際の手続きは以下のような流れになります。
到着ビザ専用ブースへ
入国審査エリアの一番奥に到着ビザ専用ブースがあります。
書類提出・顔写真撮影・指紋採取
パスポート、搭乗券、入国カード、申請フォームを提示。カメラで顔写真を撮影し、指紋も採取されます。
支払いカウンターへ移動
別の「到着ビザ支払いカウンター」に移動し、ビザ料金Rs.2,000を支払います(カードまたは現金)。ビザ発給前に支払いが必要です。手書きの領収書を受け取ります。
問題なければスタンプが押されます
パスポート、領収書、申請フォームを提示。申請フォームは係員が保管し、パスポートに正式な入国スタンプが押印されます。
入国完了
ブースのゲートが開けられ、入国となります。
所要時間:最低30分〜数時間
スムーズにいっても30分以上はかかり、混雑時や機械のトラブル、書類の不備があると数時間かかることもあります。
準備しておくべきこと
【時間に余裕を持つ】
アライバルビザ取得には最低でも20分以上、混雑時には4時間以上かかることもあります。到着日は予定を入れないことをおすすめします。
【現金とクレジットカード両方を準備】
支払いカウンターでクレジットカードが使えない場合もあります。Rs.2,000以上の現金を準備しておくと安心です。
【英語でのコミュニケーション準備】
係員とのやり取りは全て英語です。質問されることもあるので、滞在目的や宿泊先などを英語で説明できるようにしておきましょう。
【第3国経由の場合は事前確認を】
経由地の航空会社カウンターで「日本人はインドでアライバルビザが取得できる」ことを証明できる資料を準備しましょう。搭乗拒否されるケースもあります。
【直行便を選ぶ】
可能な限り、日本からの直行便を選びましょう。乗り継ぎでのトラブルを避けられます。
やっぱりe-VISAがおすすめ!

事前承認のe-VISAがおすすめ!
ここまでアライバルビザのデメリットをお伝えしてきましたが、結論としてe-VISA 5年を強くおすすめします!
e-VISA 5年が圧倒的におすすめな理由
【料金がほぼ同じ】
アライバルビザ:Rs.2,000(約3,500円)
e-VISA 5年:$25(約3,700円)+手数料$1
たった約200円の差で5年間有効なビザが取得できます!
【事前承認で安心】
e-VISAは事前にインド政府から承認を受けているため、入国拒否のリスクが大幅に軽減されます。
【入国がスムーズ】
アライバルビザのように長時間待たされることなく、通常の入国審査のみで入国できます。
【何度でもインドに来れる】
5年間有効、複数回入国可能なので、インドが気に入ってまた来たくなった時にも安心です。
実際、サンタナには多くのリピーターの方がいらっしゃいます。最初は「もう二度と来ない!」と思っていても、インドの魅力に取り憑かれてまた戻ってくる…それがインドという国なのです!
【32空港+5港から入国可能】
旅行プランの自由度が全く違います。ゴア、バラナシ、プリー(最寄り空港ブバネーシュワル)など、地方都市への直接入国も可能です。
「自分でやるのは大変そう…」と思った方へ!
e-VISAの申請は確かに少し手間がかかります。でも、その手間を惜しんでアライバルビザを選び、空港で4時間待たされたり、最悪入国拒否されたりするリスクを考えると…
少しの手間が大きな安心につながります!
サンタナではご自身で申請される方向けの完全マニュアルもご用意しています!
こちらを読みながら申請してもらえれば、きっとビザが取得できるはずです!
もし「それでも面倒…」という方は、サンタナのe-VISA取得代行サービスをご利用ください!ビザ代込み1万円で、面倒な手続きを全て代行いたします。
まとめ!
事前準備でより良いインド旅行を
せっかくの貴重なインド旅行です!
「現地で取れるから楽」という理由だけでアライバルビザを選び、空港で無駄な時間を過ごしたり、入国できないリスクを抱えるのはもったいないです。
少しの手間をかけて事前にe-VISAを取得することで:
✅ 空港での長時間待機を回避
✅ 入国拒否のリスクを大幅軽減
✅ 第3国での搭乗トラブルを防止
✅ インド到着後すぐに旅を楽しめる
✅ SIMカードの購入も問題なし
✅ 5年間何度でもインドに来られる
これだけのメリットが、たった数百円の差額と1時間程度の申請時間で可能です!
私たちサンタナは、1952年から70年以上にわたり日本人旅行者の皆さんをお迎えしてきました。その経験から断言できます。
インド旅行を成功させる第一歩は、適切なビザ選びから始まります!
ぜひ、e-VISAを取得して、安心してインドの素晴らしい旅を楽しんでください!
インドでお会いできることを楽しみにしています!
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