ヨガスタッフ3ヵ月やって日本に帰ってきました!

 

こんにちは!サンタナプリーで、ヨガスタッフをやらせていただいた、みきです。
2019年の2月26日にプリーにヨガスタッフとして、到着し、先日5月25日をもって、一旦日本に帰国させていただきました。

今回はこの3カ月を振り返るブログを書かせていただきます。

この3ヵ月で2月生、3月生、4月生と、3タームの皆さんの卒業を見届けさせていただきました。これまで出会ったヨガ生のみなさんは、それぞれ異なる理由でインドにヨガ留学しに来られていましたが、それぞれが一生懸命に、自分と向き合ったり、客観的にみても変化がそれぞれにあったりして、本当に人って変わるんだなと思いました(笑)。本当に素敵な皆さんと出会えたと感じます。
毎日ヨガをして、ヨガ生の皆さんとお話したり、ヨガスタッフの皆で、毎朝気づきのシェアリングをしたり。ルチカ先生のヨガ哲学を聞いて「あぁ、無いものに目を向けるのではなく、あるもの、自分が持っているものに目を向けなくちゃ。。。」と思い出したり。坂本さんのワークショップに参加して、「生きているだけで、人間価値がある。」ということについて考えたり。とても充実した毎日を送っていたと思います。

プラカーシュのお誕生日を、3月生と4月生の皆でお祝いしました!

卒業まで一緒に過ごすことができませんでしたが、5月生の素敵な皆さんと。

しかし帰国の約1か月前に、ヨガスタッフの思い出として記憶に残るだけでなく、私の人生においても、忘れられない経験をすることになりました。5月3日にプリーを直撃した、スーパーサイクロンです。

この出来事が、自分を大きく見つめ直すことになりました。このサイクロンは、過ぎ去って終わり、というだけでなくその後も、サイクロンがきっかけで、いろんな感情を抱き、その感情で自分も苦しむこととなりました。

サイクロン当日のことを振り返る

5月3日にサイクロンが来るという情報は知っていましたが、誰もここまでひどいものになるとは想像していませんでした。
数時間で治まると思っていたサイクロンは、夜中にやってきて、昼過ぎまで、強風と豪雨をもたらしました。ロッジの屋根の一部も破壊され、強風と共に入ってくる大量の雨水は、ただただ恐怖でした。そして、この日から約4週間弱停電となりました。サイクロン当日は、ロッジのいたる部屋で浸水がひどかったので、みんなで手分けして水かきをしました。5月はプリーで、一番暑い月にも関わらず、みんな汗だくになりながら、掃除しました。蛇口から水もでないので、その日はシャワーを浴びることなく寝ました。次の日の夜から、サンタナホテルでシャワーを貸してもらえることになったので、みんなで通いました。2日ぶりに、シャワーを浴びさせていただいたときの気持ちを、今でも詳細に覚えています。気持ちが良すぎて、心から嬉しさと感謝と、それでも現地の人々はまだシャワーなんてとても入れない状況だったので、申し訳なさもありました。しかし、私はただただシャワーが浴びられて嬉しかったです。

サイクロンから2日後のプリーの様子。電柱も曲がっている。

サイクロンから2日後のプリーの様子。

サンタナロッジのオーナー、フォクナさんはいつも頑張ってくれていました。なんと、5月6日にはロッジでシャワーが浴びられるようにしてくれました。毎回の決断力と、思いやりのある行動は本当にかっこよかったです。

また、携帯電話の電波も、限られたキャリアが、深夜の数時間だけしか使えないという状況だったので、私がやっと彼氏や、家族と連絡が取れたのは、5月12日でした。心配のメールが入ってきているだろうことは、予想していましたが、実際にメールを受信して、読んだ瞬間には、これまた胸がいっぱいになってしまいました。

停電の中、4月生の提案でプリー復興の千羽鶴を折る様子。いい思い出。

サイクロンを経験して、自分が大きく変化したと思う点。

このサイクロンを通して、自分が大きく変化したなと、感じた部分を以下の通り、まとめてみました。

①自分で自分を褒めてあげればいいことに気づいたこと。
②一つの感情に対して、掘り下げて考えるようになったこと。
③お金に対するプレッシャーが、以前よりは減ったこと。

他にもここから派生して、小さな気づきはいっぱいありましたが、今回はこの3点が自分にとって、とても大きな気づきだと思ったので書いていきたいと思います。

まず、「①自分で自分を褒めてあげればいいことに気づいたこと。」についてみていきます。
今回のサイクロンで、皆それぞれが、このサイクロンに立ち向かおうと努力していました。そして、私も同じように、努力しました。特にヨガスタッフという立場なので、運営者側としてもっともっと働かなくては、と思っていました。しかし、数日が経った頃に完全に疲れてしまいました。そこからなんと、周りに対して怒りという感情が生まれてきました。これを後に振り返ってみたときに、私がしていた努力とは、誰かに褒められたいとか、認められたいが為にやっていたのです。純粋に、他の人の役に立ちたいという気持ちではなかったのです。だから、ここまでやってるのに、なんで伝わらない?もっと褒めて欲しい。という感情があったのだと気づきました。その感情に気づいたら、自然と、「私、お疲れ様。今回のサイクロンでよく頑張ったね。一番頑張った。一番働いた。」と自分を褒めていました。そうすると、心がだいぶ落ち着いていきました。一番は、言い過ぎかもしれませんが(笑)。
しかしこの時思ったことは、自分が一番かけて欲しい言葉を知ってるのは、自分のはずなのに、なんで他人からかけてもらうことを期待していたんだろう。こんなに単純なことなのに。と思いました。
自分に自信がないまま生きてきた私は、無意識でいつも、誰かに褒められたい、認められたいと思って行動してきたのだと思います。自分で自分を褒める、認める。ということができて、今になってやっと「自分を信じること=自信」に繋がってきたと思います。

サイクロンをともに乗り越えた4月生の卒業パーティー!

では、次の「②一つの感情に対して、掘り下げて考えるようになったこと。」についてみていきます。
これは一度。心がスッキリしないことが起こった時に、「何に対してスッキリしないのか、なぜそう思うのか、そう思ってどう行動したのか、その行動は正しかったか?」など、なぜなぜなぜで書き進めたところ、漠然としたもやもやが、明確になることがありました。
以前、坂本さんにインタビューを行った時に、「自分に矢印を向けられる人、自分の課題は何かと考えられる人は変化しやすい。」というお話しがありました。今までの私は、ネガティブなことがあると、そのネガティブなところに、心も身体も留まってしまっていました。例えば、会社の上司に理不尽なことを言われ、怒りがこみ上げた場合は、私はその上司が嫌いな同僚とつるみ、ずっとその上司の悪口を言います。矢印が、自分ではなく、上司に向いているということです。しかし、今回の②の気づきがあってからは、全くもってこれでは何の成長もないことに気づきました。
ネガティブなところから、抜けるのは大変です。嫌いな上司と一緒に仕事をしていても、常に矢印を自分に向け、この上司といることで、心が乱れてしまうとすれば、どういった課題が自分にあるのかと考え、心のバランスを取って、行動することは、簡単ではありません。しかし、これがとても重要な作業になるのです。この重要な作業をする際に、私はなぜなぜなぜと掘り下げて、書き出すのが向いていました。また、書いているうちに、だんだん心が落ち着くのもあります。
サイクロン後も幾度となく、心が乱れることがありましたが、なぜ乱れるのか、なぜそう思うのか、自分に課題はなかったかと、分析することで、だいぶ心を落ち着けることができ、自分の新しい課題も発見することができ、この方法で助けられました。

ルチカも深く考えることの重要性をよく授業で語っていました。

では最後に「③お金に対するプレッシャーが、以前よりは減ったこと。」についてです。

日本人ならお金はあるに越したことはない。と思っている方は多いと思います。私も母からは口を酸っぱくして、貯金があることの大切さ、これからの老後は、どれだけ貯蓄があるかで、豊かさが決まると言われてきました。しかし、私は3年前から海外と日本を、行ったり来たりの生活をしているので、定職にも着かず、この年齢で貯金がないことにもプレッシャーを感じていました。自由に使えるお金があるということが、人生における優先順位の中でも上位にくると思っていた私は、プリーに来てから、坂本さんやヨガスタッフののんちゃん、世界中を回る旅人さんと話すことによって、お金にこだわらなくても、これだけ楽しく人生を送れるのか、ということに驚きました。これもまた、どこに目を向けらるかが、ポイントになると思います。貯金が無いことに目を向けるのか、もしくは食べ物も、寝る場所もある、自分が健康であることなど、つまりあることに目を向けるのか。お金のある老後のために今を生きるのか、今を生きるためだけに今を生きるのか。

ヨガスタッフののんちゃん、坂本さんと。

今あるものに目を向け、過去や未来に囚われず、今を一生懸命に生きることができたら、どれだけ豊かな人間になれるでしょうか。サイクロンは、私たちから色んなものを奪いました。それでも一緒に乗り越えていた、仲間がいたし、ご飯も毎食頂くことができました。電気はなくて暑かったけれど、涼みに行くために、夜風を当たりにいったら、月が綺麗で、こんなにも明るいことに気づきました。また、月を見ながら皆で話す会話は、毎晩楽しかったです。あるものに目を向けるとどこまででも豊かになれるのかもしれません。今は以前より、お金が無いことで苦しまなくなりました。

今回のサイクロンを通して、こんなに大きな気づきを得ることができました。この経験ができたことに、とても感謝しています。

プリーの最終日は、坂本さんとのんちゃんから、ムービーのプレゼントがありました。そこには、ヨガスタッフとしてプリーで出会った皆さんからのメッセージがありました。そのメッセージを見た瞬間に、ここでヨガスタッフができて本当に良かったと思いました。とても素晴らしい経験でした。

みんなでムービーを見る様子。

お世話になったロッジのインド人スタッフと大好きなちーちゃん!

実は、次はまた11月に、ヨガスタッフとして、プリーに戻らせて頂きます。その時は、今まで以上に、ヨガスタッフという仕事を頑張りたいと思います。
11月までしばらく、空いてしまいますが、日本から定期的に、ヨガをどう日本社会で実践していくかについて、ブログを書いていきたいな、と思っておりますので、そちらもどうかお読みください。

では、今日はお読みいただきありがとうございました。

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