インドで長期滞在してみよう!① ~住処編~

最近、タイやベトナムなどでのロングステイが注目を集めていますね。のんびりした雰囲気や物価の安さが魅力的、といえば、インドもそう。旅行していると不便な印象も多いインドですが、実は一か所に長くいると、意外と暮らしやすさを感じることも?!
また、買い付けに来た人や、荷物が多い人、のんびり旅行したい人は、デリーやコルカタなど大都市を拠点にロングステイすることで別の地域にもアクセスしやすくなります。

今回は、インドで一つの地域に数か月滞在することを考えている人向けに、どんな滞在方法(住む方法)があるのか紹介していきたいと思います。

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リゾート気分でロングステイ?!

賃貸契約して住む

まずは、一番ハードルが高そうな方法ですが、日本と同じような暮らしができる賃貸物件について。

何と言っても日本と同じ感覚でプライベートを守って住むことができる点が魅力的です。また、場所にもよりますが、日本より安い価格で2~3部屋付き(家具備え付け)の広い家を借りることができます。

一方、一人暮らしだとセキュリティー面には不安も。特に女性は、住む地域やアパートの階層を選ばないと、危険な目にあう可能性もゼロではありません。また、トイレが壊れたりエアコンが壊れたりした場合は大家と交渉したり修理会社を自分で手配しなくてはいけないこともあります(しかもよく壊れます)。日本と全く同じ生活ではないことを念頭に置いておきましょう。

物件の探し方ですが、
①街中の不動産屋に行く
②ネットの賃貸募集サイトで探す
③街中に貼ってあるチラシを見て連絡する
の3つの方法が一般的です。

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不動産屋の看板。「グーグルで検索してくれ」とありますが、何故かFacebookのマークが描いてあります。

 

不動産屋(「Property」や「Estate」の看板が出ている店)に行って、価格帯や駅からの距離など細かい希望を伝えると、その場で候補をリストアップして即座に内覧の旅が始まるでしょう。一日に何軒も見せてもらえるのはありがたい反面、疲れていてもお構いなしに次々と連れていかれるので、時には断る勇気が必要です。がんばりましょう。

なお、大家さんによっては、観光ビザの人には貸してくれなかったり賃貸契約書を作ってくれないこともあるので注意が必要です。

下宿(Paying Guest)やルームシェアで住む

自分一人で住むことに抵抗がある人には、下宿ルームシェアもオススメです。

下宿の場合、大家さんが住んでいる建物の1部屋や1フロアを貸してもらい、一緒に住むことになります。1部屋に一人だけで住むこともあれば、ベッドを二つや三つ入れて複数人でシェアすることも。下宿先によっては食事つきのところもあり、滞在費用を大きく浮かせることもできます。バスルームなどの生活スペースが大家さんと共有だったり、部屋の鍵は大家さんが管理していることがあるので、大家さん家族とはほぼ毎日顔をあわせることでしょう。

探し方は賃貸物件と同じく、不動産屋か街中のチラシ、もしくはインターネットを調べることになります。

P.G.はPaying Guestの略で、要は下宿のこと。これは女性向け下宿先のチラシです。

P.G.はPaying Guestの略で、要は下宿のこと。これは女性向けの下宿人募集チラシです

 

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これも下宿人募集の張り紙。ヘルシーフード付きのプレミアムな下宿先。お家賃も高いのでしょうか…?

ルームシェアの場合、ネットか聞き込みで情報を集めることが多いようです。自分で契約した物件であれば、ルームシェアをしても良いか大家さんに確認した上で募集をかけましょう。入居の細かい条件は、大家さんだけでなく、同居人と要相談です。

下宿もルームシェアも、プライベートを大事にしたい人にはあまり向いていない住み方かもしれません。ただ、一人で住む寂しさや不安を紛らわせたり、複数人と住むことでセキュリティー面ではやや安心できます。お金の面でも賃貸物件より安く済むことでしょう。
なによりも、インド人家族と住むことで、普通の旅行ではなかなか見られない「インド人家族の日常生活」を垣間見れる点がメリットかもしれません。

ホームステイする

先ほど紹介した下宿生活に似ていますが、ホームステイのほうがより異文化交流の側面が強く、受け入れ先の家族も外国人に慣れているケースが多いのが特徴です。ただし、インドに来てから自力でホームステイ先を探すのは難しいでしょう。中には、意気投合したインド人に誘われてホームステイを開始したものの、盗難や金銭トラブルに巻き込まれたという人もいます。手間やお金は掛かりますが、専門の代理店を通して探してもらうのが確実でしょう。

ゲストハウスやホテルに住む

最後に、ゲストハウスやホテルに長期滞在する方法です。他の方法に比べると金額的には高くなるかもしれませんが、ゲストハウスであれば色々な旅行者との情報交換も可能です。ゴミ捨てやベッドシーツの交換なども従業員がやってくれるため、面倒くさがり屋の人にはオススメかもしれません。

旅人との交流で楽しいひと時を

旅人との交流で楽しいひと時を

セキュリティー面については、信用できる宿であれば心配いりませんが、人の出入りの多いところや貴重品ボックス・鍵のかかる棚などがない場合、自己責任で管理する必要があります。

英語に自信がない人でも、ホテルであれば最低限のコミュニケーションで滞在できるという点もメリットになりますね。サンタナのように日本人常駐の宿であれば、さらに気楽に滞在できることでしょう。

また、宿の仕事の一部を手伝うことで滞在費がタダになる「フリーアコモデーション」という滞在方法もあります。(サンタナのフリアコ詳細はこちらのページへ)
上手に活用すれば、旅費をグッと下げてお得に旅行することもできるかもしれません。

 

なんとなくハードルの高いイメージのある長期滞在ですが、その方法を見てみると意外と簡単だと感じるかもしれません。長期のお休みがとれたなら、インドでのんびり長期滞在してみませんか?