【哲学】ヨガスートラ八支則について
ナマステ🙏
サンタナヨガスタッフです
今回はヨガ哲学について
ヨガには身体を動かすだけではない深い意味が存在します。今日は少しだけ一緒に紐解いていきましょう
ヨガって何?
まずはここから
ヨガというとエクササイズとしてポーズを取るものと現代日本では広まっていますが、yogaとは元々はyogだったものにaが足されたもので、yogの語源は最も古い言語と言われているサンスクリット語のyuj(ユジ)といいます。yujには繋ぐ、結び付ける、融合するという意味があります。
では何を繋げるのでしょうか?
マインドと心、呼吸を繋げていくものです。マインドをコントロールして本来とてもピュアだった私たちの魂と繋がり宇宙意識と繋がっていく、私たち個々ととUNION私以外の意識と繋がっていくものです。
そう聞くと多くの日本人は宗教?と思いがちですがそうではありません。
心が波立っていると自分の本質は見えてきません。心と身体と呼吸を調和し既にみんな既に持っている揺らぐことのない本当の幸せと繋がっていくのです。
ヨガスートラについて
ここではサンタナの授業でも取り入れているヨガスートラについて説明していきます。
ヨガスートラはパタンジャリ・ヨガ・ダルシャンともいいその名の通りまとめたのは聖者パタンジャリと言われていて、紀元前2世紀〜紀元後4世紀頃に誕生したヨガ哲学書です。ヨガの考え方・心の仕組み・悟りへの道を全部で196節あるとても短い言葉スートラのよって説明されています。
ヨガスートラでは ヨガは“心を整えるための哲学と修行法” として説明されています。
ヨガスートラの中で有名な言葉
योगश्चित्तवृत्ति निरोधः
Yogas chitta vritti nirodhah
「ヨガとは心の働き(思考の波)を静めることである」
とあり、ヨガとは心のざわつきや思考や感情、執着を静めて本来の自分、純粋な意識に戻るための道なのです。
最終目的はモクシャ→自由、フリーダム
生と死を繰り返す輪廻転生からの解放です
聖者パタンジャリとは
ヨガスートラをまとめた聖者パタンジャリ
ヴィシュヌ神が蛇の中で休まれていたその蛇の化身と言われていて神ではないけれどそれに近い存在、聖者とされています。蛇の化身ではありますがその姿は人間に近く、人間界が良くない状態だった時に人類を救う為地球に降り立ったと言い伝えられています。
パタンジャリの語源は
パタ→落ちる
アンジェリー→両手を合わせる手の形(ムドラー)
当時王様が手で水を掬い太陽に掲げたところ、そこに蛇が降り立ちました。それが聖者パタンジャリだったので、パタ+アンジェリで聖者パタンジャリという名前になったそうです。

お水を太陽に捧げたこの手の中にパタンジャリは現れたとされています
当時精神的な問題に対する治療方法がなかった人間界に聖者パタンジャリは良いエネルギと悪いエネルギーのバランスを取りマインドからくる苦しみから解放する教えを解いてくださいました
八支則
八支則はヨガスートラの中に出てくる修行を進めるための8つの段階です
サンスクリット語では アシュタンガAṣṭāṅgaと呼ばれます。
八支則の8つの段階は
- ヤマ(Yama)― 社会的な規律
- ニヤマ(Niyama)― 個人的な規律
- アーサナ(Asana)― 長い時間瞑想する為のポーズ
- プラーナーヤーマ(Pranayama)― 呼吸法
- プラティヤハーラ(Pratyahara)― 感覚の制御
- ダーラナ(Dharana)― 集中
- ディヤーナ(Dhyana)― 瞑想
- サマーディ(Samadhi)― 三昧・悟り
行動 → 体 → 呼吸 → 心 → 意識
と段階的に整えていく教えです
現代ヨガは3つ目のアーサナだけがすごく有名ですが本来のヨガは人生そのものを整える哲学なのです。
1 ヤマ
まず初めのステップ
社会的な規律です。社会の中で自分がどう行動するか、周りの人たちとどう調和をとっていくかが解かれています
アヒンサー 非暴力
暴力と言っても物理的攻撃だけではありません。言葉や態度も相手を傷つけてはいけません。やられたからやり返す、挑発に乗るのも良くないです。また、自分への暴力もいけません。「わたしなんて…」「わたしが我慢すれば…」そのような思考も自分への暴力になります。相手も自分も傷つける事なくその人の存在そのものが平和と思いやりに満ちている状態です
サティヤ 真実
単に嘘をつかないことだけではありません。思考、言動、行動が一致して矛盾がない状態です。私欲のために事実を曲げず他人を操るために誘導も良くないです。またその時はAだと思ったのに後からBと考えが変わることはサティアを破ったことにはなりません。その時どう思ったか、その意図が大切なのです。純粋な意図、調和を大切にすることで自分自身が真実となっていきます。
アステヤ 不盗
物だけでなく他人のアイディアや功績、また時間を守らず相手の時間を奪ってしまうのもアスティアを破っていることになります。盗んだものには盗まれた人のエネルギーやカルマが入っています。その影響を受けるので盗んだものはいずれ自分のマインドを乱してしまいます。今ある自分の状態に満足することが外側の世界の充実に繋がっていきます。
ブラフマチャリヤ 節度
禁欲と訳されますがエネルギーの使い方についてです。限りある生命エネルギーを無駄に使っていないでしょうか?衝動や欲望に乱されることなく純粋で集中したエネルギーに使っていきましょう。
アパリグラハ:執着しない
足るを知るということ。貪欲で過剰に欲しがりものを溜め込まないようにしましょう。物だけでなく人や地位、思想自分のアイディンティティ等執着が生まれてしまっているものには手放すプロセスが必要です。所有イコール幸せではありません。自分に必要なものだけ持つようにしましょう。執着を超えた時に心は軽く澄み渡っていきます。
2 ニヤマ
自己規律です。自分との約束、自分の純粋さ安定性を整えていく教えです。
シャウチャ 清浄・純正
自分自身の体や心の中にある不浄なものを取り除いていきましょう。整理整頓のできている人は内側が整っています。埃もなんらかのエネルギーを持っています。その不浄なエネルギーを洗い流すためにも身体は清潔に保ちましょう。こうした清浄の習慣が身につけば、怠惰や依存、不健全な習慣から遠ざかり清潔で健康的な生活が手に入ります。
サントーシャ 知足
足るを知るということです。欲しいものが手に入らないと不満になりそれはやがて悲しみになります。人生をあるがままに受け入れ今あるものに満足することで苦悩を生まなくなっていきます。他社と比べ嫉妬を減らし真の幸福を知ることでアヌっタマ・スカー無常の幸福を得ると説かれています。
タパス 鍛練
ただその時だけ良い行いをするのではなく継続した鍛錬が必要です。欲望をコントロールして不快なものに忍耐強く耐え精神を鍛えていく。それは苦行ではなく自制心で自発的に継続する事でスピリチュアルな成長へと向かっていきます。
スワディヤーヤ 自己学習
自己の本質を知りたいと思い学ぼうとする事です。聖典を学んだりマントラを唱えたり自ら思考し行動すること、これにより意識は高まりより高次な叡智と繋がる事ができます。
イーシュヴァラ・プラニダーナ 神へ委ねる
神に全て委ねる、神への献身です。宗教的に聞こえるかもしれませんがこれは自分の行いや結果を天に委ね任せるという事です。どんなに頑張ってもうまくいかない時それは神がこっちではないよと教えてくれているだけです。結果に捉われず謙虚に日々を積み重ねエゴやプライドを手放し結果は天にお任せする。その結果心は解放されサマディに到達すると言われています。
3 アーサナ
アーサナはただエクササイズではありません。安定して快適なポーズをとる事です。瞑想の準備ともいえます。ひとつのポーズを3時間取り続けられたらそのアーサナは完成したと言われています。身体が動かなければマインドも動きません。アーサナをマスターすると熱い、冷たいや痛い、痛くないなどの2つの相反する感覚から影響を受けなくなっていきます。
4 プラーナヤマ
語源はプラーナは生命エネルギーという意味。ヤマは調整、コントロール。プラーナヤマは生命エネルギーを呼吸によって調整することです。プラーナをコントロールすることで身体の隅々まで生命エネルギーを行き渡らせる事ができます。呼吸をコントロールする事で身体もマインドもコントロールできるようになります。プーラカ(吸う)クンバカ(止める)レーチャカ(吐く)その後4つ目に静があり続けると闇は解けて光になりそれはライトについた埃が取り払われて明るくなうように覆われていたものが溶けて無くなっていきます。
代表的な呼吸法はアヌローマビローマ、ウジャイ、ブラマリ、バストリカ、カパラパティ、シータリ、シッタカリなどです。サンタナのヨガ留学ではどの呼吸法も丁寧に解説し実践していきます。
5 プラティヤハラ 自己探究
感覚が外側に向かうのではなく内側に向かう状態です。感情をコントロールしていきます。ヤマ、ニヤマ、アーサナプラーナヤマなどの外的な行いとダーラナ、ディヤーナ、サマディなどの内的な行いを繋ぐ架け橋です。日常生活によって外側に向かっていく感覚を内側に向け静けさへと近づいていきます。例え外の世界で何が起きていようとも自分の内側は影響ありません。どんな状況でも心は乱される事なく安定した内なる幸せに気づいている状態です。
6 ダーラナ 集中
心を1点に集中させていきます。それは対象物や概念、呼吸やマントラ、イメージ等何かひとつに集中する事です。心は揺れ動き彷徨いやすいものです。何度も意識は別のものに移っていく事が普通です。ただその度に意識を対象物に戻し集中に戻っていく。そうすることで瞑想の基盤が出来上がっていきます。
サンタナヨガ留学で行うトラタカというシャットカルマのひとつでもある瞑想はダーラナの練習にぴったりです。

浄化法でもあるトラタカ
7 ディヤーナ 瞑想
意識を同一の対象へと向け続けます。ダーラナは対象物があり、まだ心が彷徨いやすい状態に対しディヤーナは集中しようとしなくてもできている状態です。深まると対象物と調和し融合溶け出すような感覚になります。内側に静けさが生まれ何か自分の中で光輝いている状態になります。
8 サマディ 悟り
完全に中に入り込んで100%そのものになって入り込んでいる状態です。サマディはヨガの道の頂点です。サマディへの道のりは長いとされていますが、その状態は外側の世界や心の乱れに左右される事なく完全に解放され自由な状態です。それは誰かに依存した幸せではなく自分自身である必要があります。
サマディには大きく分けると 2つの種類がありその中にさらに細かい段階があります。
①有種子サマディ サビージャ・サマディ
Samprajñāta Samādhi サンプラジュニャータ・サマディは対象がまだ存在しているサマディです。ビージャとは種子を意味し心の印象・カルマ・思考の種のことで、まだ心に何か対象がある瞑想状態です。
この中にさらに段階があります。
1 サヴィタルカ・サマディ
- 神やマントラ、形あるもの粗い対象への瞑想で思考と言葉がまだある状態
2 ニルヴィタルカ・サマディ
- 言葉や概念が消え対象の本質だけを直接対象としている状態
3 サヴィチャーラ・サマディ
- より微細なエネルギーや微細元素などを対象とした瞑想状態
4 ニルヴィチャーラ・サマディ
- 思考が完全に静まり、純粋な知覚だけになる状態
ここから深い直感的智慧プラジュニャーが生まれると言われます。
② 無種子サマディ(ニルビージャ・サマディ)
Asamprajñāta Samādhi 対象が完全に消えたサマディの状態で思考や自我や対象物はなく純粋な意識だけの状態です。ヨガ哲学ではこれが解脱カイヴァリヤへ向かう究極のサマディとされています。
また対象物への意識があるサヴィカルパ・サマディと対象や思考を超越し純粋な意識のみのニルヴィカルパ・サマディと言われることもあります
サンタナで受けれる哲学
いかがだったでしょうか?ここで解説したトピックはどれも触り部分だけ。サンタナのRYT200ではもっと深く学べ先生にも直接相談できます。
またトピックも私たちを構成する3つのグナついてや人間の苦しみの根源であるパンチャ・クレーシャ、7つのチャクラ、ナディ、ウパニシャット、そして教典バカバットギータからも哲学を紐解いていきます。
RYT300ではさらにヨガスートラの1章、2章をしっかりと紐解いていきます。

サンタナオリジナルテキスト左がRYT200右はRYT300のもの
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