ヨガ、超辛い!!!「坂本のヨガ日記 ~身体が硬くてメタボなおじさん達へ、 ヨガって実は我々のためにあるのかもしれないんです~」

坂本のヨガ日記 ~身体が硬くてメタボなおじさん達へ、ヨガって実は我々のためにあるのかもしれないんです~

このブログも3回目となりました。そろそろ体験談に入っていきます。

まず第二回で書いたように「体が硬い人は頭も硬い」「ヨガは体の硬い人にこそ向いている」というようなことを母に聞いていました。そういった言葉は何となく心に響いていました。

しかしながら第一回で書いたようにでもあまりに硬いし恥ずかしい!と。母がいる実家以外にもインドにいて周りでヨガする人が多かったです。フォクナも良く教えていましたが一度も参加したことありませんでした。

それが今となってはほぼ毎日ヨガを行っています。早朝と夕方なので、ヨガをしていてた朝日が昇り、ヨガをしながら夕日を眺めます。こんなにも心地よく生きられるものなんだなぁとかって感じています。

なぜヨガをはじめたのか

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屋上でのフォクナヨガ

そもそも2ヶ月前になぜヨガを始めたのか、です。それまで運動と言えば筋トレばかりで、ヨガどころか柔軟もしない奴でした。はじめた理由はあまりヨガとは関係ありませんでした。

2016年4月のヨガのコースの中にチャコちゃんというあだ名の子がいました。健康美人さんです。背もすらっと高くて清楚な雰囲気で「ミス日本」などと言われても信じてしまいそ。

でも、時に自分を卑下する発言は気になっていました。

ちなみに、その頃の私はあくまでプリーのヨガコースではコーディネーターでした。インドでの生活のお手伝いや、たまの日曜日でヨガがない日の過ごし方を提案したり一緒に遊んだりするポジションでした。

4月のコース45日が終わり、チャコちゃんと同じく一緒にヨガを受けていたありちゃんとコルカタに行きました。私は仕事もあり、二人は観光とコルカタのヨガスタジオなどにも行っていました。

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コルカタのヨガスタジオ

合間合間に、コルカタグルメに舌鼓を打ったりデパート行ったりと、楽しいコルカタの日々。ちょうそその頃、迎えたありちゃんの誕生日。何も買う時間がなかったので、ピザとビールで乾杯しながらプレゼントは「長所を3つ言う」ということにしました。

私とチャコちゃんで、ありちゃんのいいところや感謝してるところを三つずつ言いました。ありちゃんは喜んでくれて、

「私も言いたい」

と言ってくれ結局、私もチャコちゃんもそれぞれ二人から褒めてもらっちゃいました。

帰りの電車での会話

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コルカタのカフェ。左からコルカタスタッフシュリちゃん、チャコちゃん、私、ありちゃん

楽しいコルカタの日々も終わりありちゃんは日本へ。私とチャコちゃんは電車でプリーに戻りました。その帰りの電車内での話です。チャコちゃんは褒められた部分について不思議がっていたんです。

「ストイック・美人さん・格好いい」

などが上がっていました。

チャコ「そんな風にみられるのか~。わからないものですねー。」

わたし「そうなの?フェイスブックでもそんなコメントもらってたじゃない!?」

チャコ「それはあくまで社交辞令だと思うんですよね。」

と、取り合いません。

そして

「もし、欠点を言われたら全部うなずくんだろうな。」

とも。おいおい

「そんなルックスで生まれてそんなこと言ったらバチ当たるよ」

って。そんなこと聞いて私は、そんなだったら日本帰ってから仲良い人とかにチャコちゃんの長所同じように聞いてみたらいいよ、とかって偉そうに説教していました。

では自分はどうだろう

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モイダン公園の馬

でも、同時に考えていました。私は全く逆だな、と。言われた長所は本当に正直なところ、大体予想の範囲内でした。可愛げないです、はい。

逆に短所言われたら、驚き凹むこともありそうです。

例えばチャコちゃんに偉そうに説教してて(身近な人に長所を聞くなどの)何かしろというのであれば、私はどうなのかと。チャコちゃんが自信を持つ行動が大事なら、私はむしろ逆で傲慢な自分の鼻をぺしゃんこにする行動をする方向なのだろう、と。自分の格好悪さが目立つこと、情けないこと、恥ずかしいこと。

「あ、ヨガかも。」

これだけ体が硬くてとんでもなくみっともない格好になるものだし。それに仕事ではヨガの生活面のコーディネートしてるんだからヨガ実際に知ってる方がいいし。そして本音を言うと、いつかはやるもんだという直感もあったのは事実だし。

全部ひっくるめて、「そろそろそういう時期」かなと。そんな諸々がヨガをはじめる動機でした。

ヨガをはじめてみたらしんどい!!

プラカーシュ

ヨガのアジャストメント、調整や方向性を変えるとかって訳されます。

ということで、6月6日からのヨガ留学の夕方のセオリー1時間とアーサナ2時間だけ参加し始めたのです。(実際のコースは朝にも2時間のアーサナがあります。)

実際ヨガやったらそれはそれはみっともない姿をさらけ出しちゃってます。ただ、自分としては本当に恥ずかしがっていたのはごくごく最初だけでした。そんなことは人は気にしません。そうなると、自分も気にならなくなります。しかし、だかといって順風満帆にヨガ生活に入りました、というわけでは全くなく。

最初の2週間はとんでもなくしんどかったのです。そんな人がどう思うかとかじゃありません。体が硬いことでもありません。そうではなくて、ただ、母から聞いていた「体の硬い人は頭も硬い」という言葉が頭の中を巡る巡る!

色んなポーズしている最中に、実際に自分の頭の硬さが原因となって起こったことがイメージとして思い浮かんできたのです。それは、人間関係のトラブルであったり、自分が勝手に苦しんだことだったり。

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屍のポーズ(シャバーサナ)

そんな過去の記憶が勝手にビジュアルで再生されてました。それぞれ別個だと思っていた
出来事が「頭の硬さ」という共通点で、一つの線で結ばれていくような感覚でした。

アーサナの最後の方、屍のポーズ(シャバーサナ)という仰向けに寝てできるだけリラックスする時間があります。通常は体の力も心も動きもリラックスさせる、気持ちのいい時間のはずです。しかしこの時期はその気持ちのいいはずの時間に、自分のあまりの情けなさと格好悪さ、ダサさで、ただ一人凹んでいました。

夕方のヨガの後、夜ご飯のためサンタナ・ロッジに行くのですが、その時ロッジのスタッフにも相当心配されました。元気な自分を装うことができないくらい打ちひしがれていました。私としても勝手に自分でへこたれているのでどんな顔していいかもわからなかったですね。

ともあれ、これから始まるヨガがただ憂鬱でした。同時に自分にとって必要な課題なんだろうともどこかで思っていましたが、それより

「なんだこりゃ、超しんどい!」

ってのが一番でした。それが私のヨガとの再会でした。