Mari先生~インドヨガ留学卒業生インストラクターfile02~


インドヨガ留学卒業生インストラクターfile、第二段は活動の拠点が日本とセブ島!国際的に活躍しているMari先生。以前の体験談でも葛藤を語ってくれていましたが、インストラクターへの道でも葛藤があったと言います。またそういったヨガの道に進む中で、どんどん穏やかな心が手に入っていったあたり最後にちょっと語ってもらいました。

現在のインストラクターについて

「主な活動場所はどこでしょう?」

セブ島・東京、関西近郊

「今どういった立場でどんなヨガを教えていますか?」

現在、わたしは、セブ島と日本でフリーのヨガインストラクターとして活動しています。

基本的にはセブ島で、ホテル、語学学校、カフェなどで、セブ島在住者や旅行者に向けて、日本語や英語でレッスンをしています。

日本では、帰国したときに(二ヶ月に一回程度)企業やカフェ、そして家族や友人にレッスンをしています。

セブのホテル屋上でのヨガレッスンの一枚

セブのホテル屋上でのヨガレッスン

わたしは身体がかたく、実はアーサナ(ヨガのポーズのこと)がすごく苦手です。また人前で話したり教えたりすることも苦手です。そんな私が、まさかインストラクターとして活動するなんて、資格取得直後には夢にも思いませんでした。

なぜヨガインストラクターとして活動しているのか。それは現在レッスンさせていただいている、セブ島の日系ホテル(Rumah highlands hotel)の方に声をかけていただいたおかげです。インストラクターデビューの日、緊張で前日は眠れず、当日も不安でいっぱいで、泣きそうになるのを必死に我慢していました。

声は震えるし、頭は真っ白になるし、いっぱいいっぱいでした。でも、なんとか無事60分のレッスンを終え、初めてインストラクターとしてお金をいただいたときは、なんとも言えない感動で、胸がいっぱいでした。帰りのタクシーでは、溢れ出す涙を止めることができない程でした。

セブのホテル屋上でのムーンライトヨガレッスンの一枚

セブのホテル屋上でのムーンライトヨガレッスン

インストラクターとして活動し始めて、もうすぐ一年が経とうとしています。未だに前日の夜は眠れないし、緊張して声が震えてしまうこともあります。でもヨガに来てくださるお客様に、いつも元気と勇気をもらって、レッスン後はいつも感謝の気持ちでいっぱいになります。もっともっと、たくさんのひとにヨガを伝えて、「ヨガで世界をハッピーに」していきます!

私自身がとても身体がかたいので、初心者の方でも簡単にできるジェントルフローのヨガを教えています。わたしの中で、ヨガレッスンは「自分自身のためだけの時間」だと考えています。リラックできる空間づくりのために、アロマを使った「アロマヨガ」や、新月や満月など月の満ち欠けに合わせた誘導瞑想を取り入れた「新月ヨガ」や「満月ヨガ」なども行っています。日本語と英語でバイリンガルに教えています。

「インドに行く前は何をしていましたか?」

フィリピンのセブ島で約2年半、インターネット広告の会社で働いていました。 ヨガ経験は、約6年前のロンドン留学時にホットヨガを数回したくらいで、それ以外は全くヨガをしたことがありませんでした。 インドに行く前のわたしは、肉食系女子で、お酒も毎日飲んでいましたし、身体もかたいし、運動も嫌いなので、ヨガはもちろん、運動も全くしていませんでした。それに、わたしの中のヨガのイメージが「スタイルのいい、きれいなお姉さんが、おしゃれなウェアを着て、凄いポーズとる、ファッション的なもの」だと思っていました。

インドヨガ留学で修了証を持って。

インドヨガ留学の卒業式で修了証を手に仲間たちと。

なので、自分には縁のないものと思っていました。それが、インドでヨガを学んだことで、ヨガに対するイメージが大きく変わりました。イメージだけではなく、ヨガを学び、自分自身が変わったことで、周りが変わり、環境が変わり、そして人生が変わりました。ヨガに出逢えたこと、本当に感謝しています。

「日本に戻ってからどんな経緯でヨガの先生になりましたか?」

実は私、インドから帰ってきて約10ヶ月ほど、インストラクターとして活動することか ら逃げていました。身体もかたく、バランス感覚も皆無。完璧なポーズひとつとれない、人前で話すのも苦手。だけど、自分を変えてくれたヨガをたくさんのひとに伝えていきたい、ヨガで世界をハッピーにしたい!って気持ちは、誰よりも強くあって。でも、インストラクターになる自信はなくて、どうしよう、とウジウジ悩んでいるうちに、ヨガから遠ざかった生活を送っていました。

オーストラリアのバイロンベイでのヨガ仲間

オーストラリアのバイロンベイでのヨガ仲間

このままではダメだ、と思い、ずっと行きたかったオーストラリアのバイロンベイで再びヨガを学び始めました。そのことをSNSに発信していたところ、セブの日系ホテルさんから、インストラクターのお仕事をいただきました。 初めはやっぱり、自信がなくて、何度も何度も、断ろうかと思いました。でも、こんなチャンスはめったにあることじゃない!と思い切って、やらせていただく決意をしました。このきっかけがなかったら、インストラクターをしていなかったと思います。本当に感謝です。

「ヨガのインストラクターになっての率直な感想は?」

率直な感想としては、難しい!の一言です。だから、いつも不安です。いつも逃げ出したくなります。本当に向いてないなーって、落ち込むことばかりです。でも、わからないけど、わたしはインストラクターをやめることはないと思います。なぜなら、お金をいただいたときに、感動して泣ける仕事って、それってとっても素敵な仕事だと思うからです。この気持ちがある限り、わたしはインストラクターであり続けられると思います。

ヴェルサイユ宮殿の前でのアーサナの写真撮影

ヴェルサイユ宮殿の前で戦士のポーズ

最近思うことがあって、わたし、自分に自信が持てなくて、自分のこと全然好きじゃなくて、というか嫌いで。でも、わたしには、大好きで、尊敬するひとたちが、周りにはたくさんいて。そのひとたちといる自分は、好きになれてるなって気づいたんです。こんなにも素敵なひとに囲まれている自分を誇らしく思うことができたんです。だから、尊敬するひとたちに囲まれて、たくさんの愛をいただいて、気が付けば、自分のことも好きになってたらいいなーって、思えたんです。

セブの海を前にパドマを組むまりちゃん

セブの海でのパドマアーサナ

で、インストラクターとして自信がない自分も同じで、ヨガを受けに来てくれる方や、応援して支えてくれる仲間に囲まれて、たくさんの愛に包まれて、いつの間にかインストラクターとしての自信が芽生えたらいいなーって。今はそんな風に思っています。

改めてインドのヨガについて

「いつのタームに参加していましたか?」

2017年の1月後半から3月の上旬までのタームに参加していました。 1月の後半から2月頭くらいまでは、朝夜、寒くて、上着が必要でしたが、だんだん暑く なってきて、過ごしやすい気温でした。また、ホーリー(インドのお祭り)の時期でもあるので、楽しめると思います。

「インドでの経験でインパクトがあっとことはどういうことですか?」

インドでは、本当にたくさんのことが衝撃で、刺激的な毎日でした。本当に本当にパワフ
ルな国で、生きるとか、死ぬとか、なんか身近にいつも生死を感じていました。日本でなんとなく生きてると、生きてるって実感を感じることって少ない気がします。インドにいると、みんな、日々を、一瞬一瞬を、懸命に生きているように、わたしの目には映っていました。

プリーの海でインドヨガ留学の同期とラクダに乗る

インドヨガ留学同期達とラクダに乗る

動物も人間もみんな共存していて、当たり前に、牛は堂々と道路に存在してて、ゆっくり、マイペースに歩いていたし、犬と本気で喧嘩するインド人も、頻繁にみる光景だった。猿もすごい勢いで食べ物を取りにくるし、それに対抗して本気で死守しようとするインド人。動物と共存して、自然と調和して生きているように見えました。生命力の強さに衝撃を受けました。

「インドで学んだことでヨガインストラクターとして特に勉強になったことは?」

全ての学びがインストラクターとしての糧になってるのは、間違いないです。でも正 直、私の場合まだまだ学びを自分の中に落としきれていません。やっと、少し、あの時モヤっとしてたことや、頭では理解できていても、身体や心がついていっていなかったことが、ヨガを続けていくうちに不意に、ふとしたときに、「これか!」って繋がる瞬間に辿り着いたりします。でもそれを、インストラクターとして考えたときに、また、頭での理解で、身体と心がついていってない感覚になります。やり続けていくうちに、わかることなのかなーと思っています。

インドヨガ留学同期メンバーたちとの記念撮影

インドヨガ留学同期メンバーたちとの記念撮影

ひとつ、学んだことを挙げるとしたら、これはインストラクターとしてだけじゃないんですが、「感謝する」ということを学びました。 いつも、ヨガが終わったあと、マットを片付けたり、掃除したり、昔の自分なら、別にしなくていいことなら、しなかったし、(掃除もきらいだし(笑)帰るときには、その場所に 「ありがとうございました。」って心の中で唱えながら(誰もいなかったら声にだしてます。)一礼して帰るようにしてます。というより、したくて気づいたらやっています。ヨガにきてくれた方に感謝、ヨガをさせてもらったことに感謝、場所を、機会を提供してくださったことに感謝、ヨガを教えられることに感謝、すべてのことに感謝できる自分に気がつきました。

「インドで学んだことで一人の生活者として特に勉強になったことはありますか?」

「足るを知る(ヨガではサントーシャといいます)」ということをインドの生活で学びました。 何もない、不便なインド生活。便利なものに囲まれて生活していた私には、本当につらく、 苦行の日々でした。わたしにとっては、全てが汚くて、不便で文句しか出てこなかった。でも、不幸じゃなかったし、死ななかった(笑) 周りのインド人は、不便で汚くても、毎日笑顔で生きてたし、わたしも、なんだかんだ文句ばっかり言ってても、楽しく過ごしていました。自分の当たり前が壊れた瞬間でした。当たり前は当たり前じゃなかったってことを思い知らされました。

バカーサナの練習風景

バカーサナの練習

もちろん、不便より便利がいい、汚いよりきれいがいい。でも、本当に必要なものってそ んなに多くないことを知れました。だから、帰国後、すぐに断捨離をしました。そして、不必要にものを買い込むこともなくなりました。 インストラクターをやれてるのも、この「足るを知る」の考え方を、学んだお陰かもしれません。わたしは、いつも、まだ○○やれてないから、まだ▲▲勉強してないから、だから まだ□□になれない、できない、って、そういう考え方をしていました。

でも、完璧じゃな いかもしれないけど、確実に私の中には知識も経験もちゃんとあって。今あるものを伝えることは、できるなって、そう思えたら、すごく楽になりました。今伝えられることは少ないかもしれないけど、これから、もっともっと学んで、多くを伝えられるインストラクターになろうと思います。

「今後の展望をおしえてください」

今までは、フリーでヨガを教えていましたが、現在、会社設立準備中で、これからは、代表取締役として活動していきます。

セブのプールでコブラのポーズを撮る

セブのプールでブジャンガアーサナ

今後、私と同じ想いを持った仲間をどんどん増やして、ヨガで世界をハッピーにしていきます。日本だけにとどまらず、グローバルに展開していきます。 まずは、わたしが人生が変わる経験した、海外に出ること×ヨガで、自分ができることをやりたいと考えています。

具体的には、セブ島で、1週間で英語でヨガを教えられるようになるというプログラムをやります。 また、ヨガ英語を学ぶだけでなく、人生が変わるきっかけになるものにしたいと思ってい ます。学ぶ環境にもこだわり、山の上の美と健康に特化したホテルに滞在していただきま す。健康的な食事に、現地のヨガ受け放題、マッサージも受けれるなど、充実した内容を提供します。 常識とか、ルールとか、今ある当たり前に囚われることなく、世界をハッピーにするビジネスを、みんなが幸せになる世界を作っていきます。

「Mari先生のレッスン情報や連絡先などは?」

今後の活動などはSNSを中心に更新していきます。

インスタグラム

フェイスブック

 

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最後に一言。

ヨガに出逢う前は感情優先、感情大事だったのが、インドでヨガヨガ修行後、感情的になるのはよくないんじゃないかな?って思うようになって、その後、感情的になるのは修行が足りんからや!って感情否定に入り、今は感情はただの反応やから、感情はあって当然、でもその感情に執着したり、その感情で、なにかを判断したりするのはやめて、すぐに手放すようにしたらいいのかな?て思ってます。そうすると、とっても穏やかなまりちゃんが出来上がりました笑

おまけ

 

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Mari先生のインスタグラムには我々も映ってましたー!

お知らせ

ヨガスタッフブログ開始!

ヨガスタッフとして活動してくれているのんちゃんのスタッフブログ~インドの海辺でヨガ生活がスタートしました。週一回の予定で更新する予定です。

インドヨガ留学インスタグラム

インドヨガ留学に関するインスタグラム始めました。ヨガの写真だけでなく、インドの写真、カレーの写真など盛りだくさんです♪ 現地の様子を是非ご覧ください。
アカウント→yoga_by_santana

 

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インドヨガ留学のプログラム紹介

RYT200
詳細:https://indiasantana.net/travel/yoga/
開催日程:
2022年:隔月開催

RYT300
詳細:https://indiasantana.net/travel/yoga-ryt300/
開催日程:
2022年:隔月開催