第二回 Puri Rock Festival 一日目 開催報告!

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遂に行われました。Puri Rock Festival 一日目。インド共和国オディサ州プリーというほとんどの日本人にしたら馴染みがない小さな漁村町。インド人にしてもヒンドゥ教の聖地ジャガンナート寺院があることで有名な町。人口規模もそこまで大きいわけではありません。4,50万人くらい。決して音楽で有名な場所ではないし、ましてロックのフェスティバルが開催されたことなどありません。

そこに降り立ちロックフェスをやりたい人「重機 ナチョス」が現れ、旅人のミュージシャン達を巻き込み始まったプロジェクト。今回、第二回まで漕ぎつけました。既に第3回も計画しています。第一回の反省も活かしつつより大きくしたいと考えた、記念すべき第2回は2日間に渡って行われます。昨日1月12日、第1日目はホテル・サンタナの屋上で音楽以外にも 屋台風ご飯やトークライブなどもでてきました。

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ご飯の準備ではサンタナの美女たちが大活躍です。今回のフェスの参加人数も40人強という状況なのでご飯の量も必要ですが、質も最高なものを作るべく奮闘してくれました。写真は焼き鳥。しかもネギマだけでなくレバーやズリ、ハツもあるというから驚きです。

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こちらはケーキ。これも一種類だけでなくカボチャ、リンゴ、バナナ、と三種類。インドの食材だけで作っているにも関わらず味は一級品です。

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ホテル・サンタナの屋上の会場セッティングも機材の搬入が遅れ全体的にも遅延してしまいました。それでも何とか、焼き鳥のためのBBQも火が付き、ご飯に皆さんどんどん並んでくれました。

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サンタナゲストハウスの各支店からも助っ人が来てくれています。デリーから管理人のちーちゃん、バラナシからも管理人のユキさん、はるばるポカラからも最近までボランティアスタッフをしていたシコさんなども。皆さん、ギリギリ当日の到着でした。

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結局開始は1時間遅れで17時半頃、機材の準備とリハーサルも無事終わりお酒も配り始めました。参加した皆さんも食材だけでなく飾り付けや椅子の配置などもとても協力的で本当に助けてもらいました。

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屋台ごはんで活躍してくれたのが最近スタッフになったスーパー料理人ユリちゃん。メニューのお好み焼きを焼いてくれています。トモミさんやジュンさんと共に、参加費に含まれるサンドイッチの他、ケーキ・焼き鳥・蒸し野菜・お好み焼き・などを素早くさばいてくれていました。

さて、準備は整いました。そろそろ開始しましょう!開会宣言はこの人!

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クンナさんです。以前関西のテレビをよく賑わせたダジャレは健在です。「今日はたくさんの料理もあって、ケーキもたくさんの種類がありますねぇ~。景気悪いと言われていますがここはお蔭様でケーキがいいですねぇ!ひゃひゃひゃー!」などなど。ダジャレが面白いのか、最後の誘い笑いに釣られてか会場は笑い声が聞こえていました。

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最初のプログラムはタブラの先生がハルモニウムを弾く中、タブラ練習生のナチョスとユキエちゃんが練習の成果を披露してくれました。

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二つ目のプログラムは少し前にサンタナバラナシのスタッフをしていたカヲルさんのギター。ソロで二曲とその後にセッションを披露してくれました。「涙そうそう」や「I want you back」など。曲調に合わせてロックテイストだったり甘いテイストと歌い分けてくれました。

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DJタイムやリンガラージ先生の後にタシデレ先生の写真についてのトークライブも行いました。スマホでもデジカメでもカメラの種類に関係なく「今日から使える」写真講座です。構図や背景を意識することはどのカメラでもできるテクニックでありロッジ宿泊のお客さん達の旅でのベストショットの紹介などもありいうことで、皆さん神妙な顔つきで聞いてくれていました。

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総合格闘技シュート経験者でありバーテンダーもやってくれていたトール君はブレイクダンサーでもあります。披露してくれました。しかも勝負服はフンドシ!「千年の宴」と書かれたフンドシです。DJラジャとのコラボでした。

最後の曲はご存知、重機の曲!トール、大いに盛り上げてくれました。その後に続くとしたらもちろんこの人!!

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重機 〜ZYU-KY〜ナチョス!思いっきり盛り上がってきました。ここからどこまで盛り上がるのか―!と思いきや。そこで何とステレオのヒューズが思いっきり飛んでしまう大ハプニング。これではもう音がでません。ナチョスの音楽はもう聞けません。

と、思いきや!

そこはナチョスさん!!

マイクなしでガンガンやってくれました。歌詞も即興で「人力で頑張っているのにエレクトリックはどうした~!助けてくれない!?でも私はエレクトリックと仲良くする道を選択します~♪」との魂の叫び!「ネジネジ」や「FLY 空を飛びたい」をマイクなしで歌いつつどんどんお客さんを巻き込み最高に盛り上がりました。さすが、ナチョスさんです。

その後、別のステレオを何とか用意してフェス再開しました。

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ここで再度盛り上げてくれたのが北海道からたまたまこの時期タブラを習いに来てくれたマー君。彼のドラムの技術は素人目に見ても半端なかったです。さすがアメリカでもアフリカでもセッションを経験してきただけあります。全く力を入れていないようなんですが、ドラムから響くその爆音。その強弱の付け方の繊細さ、一回でファンになりました。

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最後はアーティスト全員でのセッション。時にダンサーも混ざりつつ最高の一時でした。一芸に秀でているってのは凄いですね。多くの才能が集まってくれてのイベントなんだなぁと改めて。

そして、ロックフェスを写真と文字だけで伝えるのはどう考えても無理があるのでまた動画などの作成も急ぎます。
乞う、ご期待!