犬のように飼われるクマ(オディシャ州)

犬のように飼われるクマ

インドは日本と比べると動物との日常での距離が圧倒的に近い。

犬や猫はもちろん、コルカタなど一部の都市は例外として牛は大概の
場所にいるし、ヤギ、豚や猿、リスなども大体みられる。マングース
などを飼っている人もそこまで珍しくない。

そんな中、今回はちょっと珍しい動物を飼っている家庭の話。

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少し前に紹介されていたものだが、クマを飼っているのである。
なんでも小さいころに危険な状態にあったナマケグマが一度
野生動物保護センターにお世話になった。ただ彼は野生に戻ることを
拒否して村に顔を出したとのこと。人懐っこいので、ある家庭にペット
として育てられちゃっているのだ。
オリッサの州都ブバネシュワルから350キロ離れたLakhapadaという村でのこと。ナマケグマの名前はブッドゥー君。1歳半のオス。
ちなみにナマケグマというのは一応クマに分類される。
哺乳類の中、ネコ目クマ科クマ亜科ナマケグマ属ナマケグマに
分類される。ただ食事は白アリが主でナマケモノのように長い爪で
木にぶら下がっていることから名づけられた。

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なんでもこのナマケグマはオリッサ州で以前はよく飼われていたとのこと。
ただ現在は動物保護の観点から飼育は法律で禁止されてしまったという。
そう、危険動物だからではなく動物ほどの観点からなのだ。
それでも隠れて飼っているいる人はいるとのこと。

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写真で見いる限り自分のことを犬とでも思っているように見える。
でもブッドゥー君も当局に見つかれば保護されてしまうという。

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しかし、日本と違うのはそのような動物を飼っているのがそこまで
お金持ちでもないということが興味深い。今回の例も、ごくごく一般人
写真で見る限りとてもお金持ちには見えない。

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ブッドゥー君とその家族に幸あれ。

出典:This Sloth Bear Just Wants To Be A Dog
http://www.buzzfeed.com/summeranne/this-sloth-bear-just-wants-to-be-a-dog
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