笑いあり、涙ありの体内浄化!アーユルヴェーダ~ヴィレチャナ編~
こんにちは(^^)ヨガスタッフのみきです。
先日9日間に渡る、アーユルヴェーダの体内浄化施術「ヴィレチャナ」を体験してきました!!!😂👏
実に、、、実に苦行でしたので、その模様を皆さんとシェアしたいと思います!(笑)
では、簡単にヴィレチャナとは何か。
ヴィレチャナとは、7日間油を飲み続け、体内が油でいっぱいになったところで、9日目に下剤を飲み、一気に溜まった油、それにこびりついた、内臓の汚れ、毒素、等々排出する!!という究極のデトックスです。古代の賢者たちは、すごいこと考えますよ・・・
けっこうゾッとする内容だと思うのですが、なぜ今回これに挑戦しようと思ったか。
私は元々アトピーと、コリン性蕁麻疹という皮膚疾患持ちなのですが、この疾患に対して、「ヴィレチャナが良い!」と、アーユルヴェーダドクターに勧められました。
そして、現代では、皮膚疾患と腸内環境が関係していることも、明らかになってきています。何千年も前に発明された施術で、現代病のアトピーが治るのなら!と思い、ゾッとするけどまずはやってみることにしました。
そして、2月ターム生としてヨガを受けに来ていたよっしーことよしこも、「私もヴィレチャナやりたい!!」と前々から言っていました。
よっしーは健康体ですが、こういうデトックスとか、毒素を出す、とかが大好き女子なのです(笑)よっしーという仲間がいるなら心強い!と思ってヴィレチャナ実施を決意しました!!
実際この9日間に渡る苦行・・・一人じゃ完遂できなかったと思います(笑)
ここからは具体的な施術内容に入ります!長くなるのは・・・って方は飛ばして最後のまとめを読んでください。
ヴィレチャナスタート(ギー飲み編)
この7日間はギーという油を飲み続けます。毎日少しずつ飲む量が増えるのが、この施術の怖いところ・・・(笑)
(※ギーとはオイルのことですが、牛のバターの不純物を取り除いた、健康にとっても良い、インドの最強オイルです。)
私は、ギーが大好きです。普段は野菜やスープにかけて美味しくいただいています。
しかし今回のはわけが違う。ギーという油を単体で飲む。さらに使用するのはメディカルギー。普段のギーより癖がある。
(と、今書いている最中にも、あの味、あの匂いを思い出して気持ち悪くなってますwww)
1日目 25ml
余裕。マッサージ気持ちいい。サウナ気持ちいい。
(※このヴィレチャナでは飲んだギーを体内に行き渡らせるためのマッサージ、発汗を促すサウナが含まれます。)
毎日快便だが、今日は出なかった。それ以外は普段と何も変わらない様子。
昼:ターメリックライス、蒸し野菜
夜:屋台スープ、フルーツ(寝る前にお腹が空き、軽めにしたことを悔やむ余裕すらある。)
2日目50ml
飲み終わった感覚が初日と違う。少しくどいと思う。
マッサージ、サウナ後散歩するが、少し気持ち悪くなる。
そのあと便がでる。黄色くてびっくり!(ごめんなさい)
ヨガ生とランチ会でレストランに行くが、全然食べられない。
でも帰るころにはお腹がすき、そのあとお菓子をたべる。
昼:キール
夜:オムライスハーフ(卵なし)、ぶどう
3日目60ml
朝便がでる。便が浮いてる!!腸内細菌がしっかり働きだしたか。気分はすっきりしている。元気。今日からよっしーもヴィレチャナ開始!
昨日より辛くない。昼もお腹が空いた。
しかしその後、昼寝をしてしまった!起きた後に、胸がむかむかして気持ち悪い。吐き気も少しある。ランチを消化する前に、寝てしまったからだ・・・
しばらくしたら、落ち着いた。その後また便がでる。浮いている!!(ごめんなさい)
今日から食後の薬(chitrakadi gutika)を飲む。体内のギーの消化?にいいらしい。ヴィレチャナの途中での嘔吐を防ぐ。
昼:ターメリックライス、キール
夜:屋台スープ、チャイ
4日目80ml
飲んだ直後は問題なし。マッサージ後は、眠気、倦怠感がすごい。3時間後くらいから、乗り物酔いのような、気持ち悪さ。吐き気、腹痛あり。風にあたってじっとしていたら、気持ち悪さはなくなる。夕方にトイレに行くが、下痢をしている。でも気分はなんだか晴れやか。風邪気味。
昼:ニティンの家庭料理(ダル・アルゴビ・ヨーグルトサラダ・ライス)
夜:おにぎり、コーン、フライドポテト、ザクロ(ホーリー前夜祭で食べ過ぎた・・・)
5日目90ml
今日はホーリーのため、アーユルヴェーダクリニックが午前休み。昨日中に、お持ち帰り用ギーをもらい、ロッジにてやる!
みんなはホーリー。風邪のためか、倦怠感もすごいので、ロッジで寝ていることに。(よっしーは元気にホーリーに参加していました。強い女だ。)夕方はクリニックが空いたため、マッサージに行く。
5日目あたりから、ギーの写真を見ただけで吐き気。明日のことを考えると憂鬱に。今日も下痢。
昼:ガーリック焼き飯
夜:オレンジ、ザクロ
6日目 140ml
腹痛がすごい。小ツナミが来ている感じ。(アーユルヴェーダドクターは9日目の排出のことをお腹にツナミが来る!!!!と例える。)しかし、便を出すとすっきりする。
昼:まかないをちょっと
夜:おじや、お菓子ちょっと
7日目 160ml
ついにギー飲み終了。今、思い出しても吐きそう。
(気持ちが悪すぎて、日記にはこれだけしか書いてなかった・・・)
昼:フルーツ
夜:何も食べられず。
8日目
ギー飲みから解放されて、ハッピー!今日はマッサージとサウナだけ。ご褒美の日だ。
ギーは飲んでないから、昼も夜も、食欲はあった。
しかし明日の一大イベント「ツナミ」(下剤を飲んで出す辛さをドクターはツナミに例える。)に備え、夜はフルーツだけにする。
ヴィレチャナ本番(下剤編)
9日目下剤投与
朝起きた瞬間から、なんとも言えない緊張感が漂う・・・
なぜなら、この一週間の集大成を出し切る日だからだ!!!
まずは、クリニックに着いたら、マッサージとサウナ。ここまでは順調。
別室に連れていかれ、少し待たされる。
問診表を記入し、「ここに、トイレに行った回数と、一回のトイレで何回出たかを記入してね。」と言われる。
いよいよ戦いが始まるんだ・・・と覚悟する。
ドロドロの茶色い液体をコップ一杯に持ってくるバイナ。
見た目で完全に戦意喪失する。トリファラ(消化器系によい薬草)といくつかのハーブを混ぜて作られているらしい。
ギー飲みのときと同じように、まずレモンをかじり、その勢いのまま、下剤を流し込む!!!
めっっっちゃまずい!!!!3口飲んでとてもじゃない、とコップを置く。泣きそうな顔でバイナを見るが、「飲め。吐きそうになってもそれをコントロールするんだ!吐いたらもう一杯だぞ!」と喝を飛ばされ、泣く泣く飲み続ける。
この下剤飲みは、7日間ギーを飲んだ苦しみに匹敵するほどの(もしくはそれ以上の)苦しみでした。
無事飲み終えたものの、のどが熱い。胃に違和感。気持ち悪い。30分後にはさざ波が来はじめる。ここから、10分から20分おきにトイレに行くことになる。
1時間後には猛烈な腹痛と戦う。相当の体力を使ったのであろう、寝落ちする。
結局、12回出た。ロッジに戻ってからも余波が収まらず、1日安静にしていた。
相当疲れたが、出し切った気持ちで、すっきりしていた。(心も体も)
ビレチャナ終盤(回復食編)
地獄のヴィレチャナ施術、実はこれで終わりではありません!!
下剤によって、体中のカス、毒素を出し切ったあとの胃腸はすっかり弱っているのです。
ここから5日間に及ぶ回復食が始まります。
しかしこの5日間も辛かった・・・ギー飲み7日間や下剤投与と変わらないくらい辛かった。
本当に贅沢な悩みなのですが、回復食って味がない・・・つまり美味しくないんです。(作ってくれたクリニックのジュディごめんなさい泣)
しかし、その回復食にもグレードがあって、その変化を楽しむ余裕はまだありました。(良かった。)
回復食スタートの、1日と2日目はお粥です。といっても日本米の様な甘みのある、ふっくら米ではありません(´;ω;`)
米の原型もないくらいすり潰された、米スープです。味付けは塩のみ!!!素材の味を楽しめということでしょうか。
この2日間は辛かったです。お腹は空く。しかし食べられるのはこの米スープのみ。よっしーと励ましあいながら、米スープを噛み締めました。持つべきものは仲間ですね。
そして2日目の夜からはダル(豆)スープに昇格しました!米スープからの豆スープ!これだけでも、ずいぶん興奮しました。まさに、小さなことで幸せを感じていました。
さらに4日目にはダルスープに野菜が追加されました。今までの一色ご飯から一気にカラフルになるし、口の中には、豆や野菜の味が広がるし、最高でした。
この日の夜は、胃の半分だけど、好きなものを食べていいと言われました。私はずっと我慢していたキャラメルを解禁しました!素朴な味しか味わっていなかった舌には刺激が強すぎました(笑)
そのあとに食べたダルスープの味が、全然感じられなくなってしまいました!こうやって私たちの味覚は、鈍感になり、常に刺激を求めるようになるのか・・・と感じました。
ヨガ哲学の師、ルチカも言っていました。ヨギーは、栄養を摂るために食べる。味の為には食べない。と・・・😅
そして5日目は、朝・昼と野菜入りダルスープをいただき、夕飯はよっしーと蒸し野菜、ポテトサラダを半分こしていただきました。一口、一口が感動的なおいしさでした。
おわりに
現在は、ヴィレチャナから約2週間ほどが過ぎ、食べる量もいつも通りになりました。お菓子も食べています(^^;
しかし、毎回ご飯のおいしさ、お菓子のおいしさに感動しています。心から、「あーおいしいなぁ。」と思って食べています。
気になるアトピーの方は、だいぶ良くなってきました。しかし、アトピーの人はわかると思いますが、良くなっては、悪化して、また良くなる。一進一退です。今回のヴィレチャナでわかったのは、アトピーの赤み、痒みが落ち着いたと思っても、悪化するときは、ストレスが溜まっているときでした。心がリラックスできていないときは、痒みが増します。
それすら、ヴィレチャナをする前は気づかなかったことなので、大きな収穫といえます。やっぱり、心身一如。心と体は繋がっているんだあ~
もう一つのコリン性蕁麻疹の方は、効果が目に見えています。汗をかいても、蕁麻疹がでにくくなりました。胃腸がきれいになった証拠です!
体重は2キロ落ちました。腹回りの肉が減ったことで、今まで腹の肉が邪魔でできなかったであろう、アーサナができるようになったり、可動域に広がりがでるという変化がありました!そして、アーサナ中の呼吸がしやすくなりました。
また一旦胃腸を空っぽにしたことで、体だけでなく、心もすっきりしました。内臓の汚れと一緒に心の汚れも取れたのでしょう。
もう一つ、心の面でも変化がありました。食を心から楽しめるようになったことです。味覚が敏感になったと思います。ただの蒸し野菜でも、本当においしく感じる。今までお腹が減ったら、無意識に食べていたお菓子も、舌で味わって食べられている。食べ物のおいしさを感じられると、それだけで生きる喜びが増えます。生きる喜びが増えると楽しいですね🎵簡単なことで、喜べると、心がどんどんリラックスしていきます。リラックスした状態だと、笑顔も増えるし、楽しい。
ヴィレチャナをして、どう変わったか。言葉にするとしたら、心が前よりもリラックスした。と言えるかな~。人生楽しいと思う瞬間が増えました。
ヨガ生にも表情が変わったね、とたくさん言われました。体の毒素と一緒に心の毒素も出たのでしょう。表情がゆるみました。
バイナには年一回のペースでやりに来な!と言われました・・・。
回復食期間も含めるを約2週間に及んだヴィレチャナ修行・・・。
途中、心身ともに辛くなり泣きたくなった日もありました。(よっしーは本当に泣きました。)
でも思い返しても、出てくるのは笑い話。よっしーのあの絶望的だった下剤嘔吐も、今では笑い話(笑)
年一回やる価値は・・・ある!!!来年も行くぞ、よっしー!!!(笑)
※ヴィレチャナ仲間絶賛募集しております!2021年4月、プリーでお会いしましょう!!(笑)
コロナが早く終息すること、心よりプリーから祈っています・・・。
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