バーで見つけた変なルール
デリーのコンノートプレイス周辺で用事を済ませるとちょうどお昼過ぎ。お腹は減ったが暑いのでエアコン付の場所がいい。ただ昼だし一人だしそこまで高級じゃなくていいな、と思っていた。
ちょうど良い感じのバーを発見!
この感じのバーならエアコン付だし、大体そこまで高いわけではない。そして以外にチョーメン(インド風中華焼きそば)なんかがうまかったりする。ということで嬉々として中に入る。
バーの内装
お昼から薄暗く色々なお酒を提供している。しかもここでは生ビールもサーバーごと出してくれるようだ。例によって男たちは昼から飲んだくれている。
カウンターの左側には掛物がいくつもあり絵だのを掲げている。と、そこにバーとして訴えたいルールやらも表示している。
Keep calm and…
KEEP CALM and TIP THE BARTENDER.
平静を保ち、そしてバーテンダーにチップを。
バーにおいて平静を保つように、当然にバーテンダーにはチップを渡せ、とこう訴えております。ちなみにこれはイギリスの第二次大戦が始まる前にパニックを避けるために当局から発行サラ多ポスターKeep Calm and Carry On (平静を保ち、普段の生活を続けよ)をもじったもの。文字だけでなく王冠のマークも真似ている。
ちなみに、本物はこちら
さらにバーのルールでこんなのも掲げてあった。
Bartender is always…
Rule 1:BARTENDER IS ALWAYS RIGHT.
Rule 2:IF BARTENDER IS WRONG. SEE RULE 1.
ルールその1、バーテンダーはいつも正しい。
ルールその2、もしバーテンダーが間違ったら、ルールその1を見よ。
御存知の方も多いでしょう。元ネタは、「フォーチュン」などの最も働き甲斐のある起業ベスト100にもよく出てくるという、アメリカのスーパーマーケット、ステューレオナルド社。そしてその有名な理念は以下です。
Rule 1 : The Customer is Always Right
Rule 2 : If the Customer is Ever Wrong, Re-Read Rule 1
ルール1:お客様はいつも正しい!
ルール2:もしお客様が間違っていると思ったら、ルール1を読み直しなさい。
顧客満足を第一に考えたスーパーマーケットの理念、さすがだ。ただ、このデリーのバーでは顧客に対してバーテンダーの正しさを訴えており、真逆。
なるほど。。。このバーではバーテンダーがいつも正しい。そして正しいバーテンダーにはチップを渡さないといけない。もしチップを渡したくなければ。。。ルールその1を見よ、というところだろうか。
500Rsや1000Rsの高額紙幣だと商品を買うことさえ拒否されてしまったり、お昼寝中のお店ではもちろん相手にしてもらえない、顧客中心でなく店中心で回る。そんなインドの有り方を思いっきり主張したバーのようだ。
私?もちろんチョーメンでビールを飲み、そしてバーテンダーにチップを渡して帰りました。だって、バーテンダーは正しいからね!
今回のmy barの住所は以下
https://plus.google.com/114555926548490365433/about?gl=in&hl=ja