「ヨガの楽しさ、自分との向き合い方を教えてもらえた！」しまちゃんのインドヨガ留学体験記

kana7ko8 2023.05.03

2022年の11月にインドサンタナへRYT300を取りに来てくれたしまちゃんが体験記を書いてくれました。

私のしまちゃんの印象は「正義感の強い人、後輩を守ってくれそうなお姉さん。」
でしたが、話を聞くと職場では本当にそうだったようで、いつも後輩や職場の人たちがどうしたら働きやすいか？損をしていないか？そんなことを考えてくれている本当に頼れるそして頼られる存在だったようです。

そんなしまちゃんが「ヨガの楽しさ、自分との向き合い方を教えてもらえた」と言う45日間。さらにヨガ哲学を学んだことで見えて来たしまちゃんの拘りとは何だったのか？

どうぞ皆さん、最後までしまちゃんの思いを読んでください✨

身体が硬い私がR Y T５００を受けることに

私は、数年前から治療している持病の薬の影響でホルモンのバランスが崩れ不眠、不安、鬱々とした気持ちが急に出てくる症状がありました。そんな時はヨガ、ピラティス、ランニングと身体を動かすことで対処していました。そんな中、コロナ禍になり行動制限の中オンラインでR Y T２００が取れるというとてもありがたい措置があり2021年夏、別のスクールのオンラインでR Y T２００を取得。取得後は自分の身体の硬さを自覚していたので講師として活動する訳でもなく、自身の学びとしてヨガを続けていました。

身体をほぐす目的のヨガで不眠や鬱々とした気持ちが軽くなっていることを実感し、ヨガって凄いなと改めて認識。そこからはさらにヨガを学びたいという気持ちになっていったのは自然な流れでした。それから半年後にはどうせ学ぶならオンラインではなく、対面でしっかり学ぼうという思いが沸々と湧いてきて、さらに「学ぶなら今度は本場のインドで学びたい」と思うようになっていました。

サンタナで学ぶことを決めた理由

硬いと言いながらも笑顔でいつも難しいアーサナにチャレンジしてくれてたしまちゃんです。

私がRYT200を取得したスクールはRYT500は2022年もオンラインのみだったのでそこで学ぶことは選択肢に入れず、インドのスクールを調べサンタナと他2箇所が2022年からインドでのレッスン再開することを知りました。サンタナで学ぼうと決めたのは日本人スタッフが常駐していること、日本人を多く受け入れていること、秋から冬に渡印を考えていたのでプリーは冬も温暖な気候であることが一つ、もう一つは私の身体が硬いこと、40代後半の歳でついていけるかと言う相談に「硬い方が変化わかりやすい、60代の方も受講していましたよ」というスタッフからの話が決め手になり2022年11月中旬からのタームに参加しました。

いざインドへ！プリーに到着するまでは…

インドが嫌い？そんなことはない！町の人たちに気さくに触れ合うしまちゃん。

11月18日、日本を出発して19日にインドのデリー着。デリーに着いてからは車の大きなクラクションを聞き、実は「なんでインドに来たんだろう」と若干、後悔していました。私は10数年前ツアー旅行でデリーを含めた北インドに訪れたことがあります。滞在期間はたった１週間でしたが、クラクションの音としつこい客引き（海外ではインドだけではないですが）チップの要求にウンザリ帰国後は下痢になり、それを一気に思い出してなんで来たという感じでした（笑）

心配していた食事と体調

みんなと一緒にのり巻きパーティーを楽しむしまちゃん。体調が悪い時には日本食が食べたくなりますよね。サンタナは日本人宿だからインドにいながら日本食も食べれます。

サンタナロッジに着いて１週間はロッジの食事を食べてインド食にお腹を慣らして、その後からは外のレストランでの食事も出来るようになり少しお腹が緩くなって風邪をひくことはあっても大きく体調を崩すことはなく、結果最終日までレッスンを1日も休まず参加することが出来ました。休まなかったのは自分を褒めてあげたいです（笑）

アーサナレッスンについて

プラカーシュ先生のアジャストは一人ひとりにしっかりやってくれるので時にはすごい声が出ちゃう人も。しまちゃんもその中の一人でしたがここでも笑顔のしまちゃんは素敵でした✨

はじめに話したように、私は身体が硬いです。特に股関節の開きが悪くて、周りがパドマアーサナを難なく出来ている中、私は最後まで出来ませんでした。胡座の姿勢も長くなると辛い。アーサナを行う前のマイクロヨギックエクササイズがハードで体力には自信があったのにはじまって３週間はずっと筋肉痛と関節痛、プラカーシュ先生のアジャストは「もの凄く硬い」と言われ、実は途中で日本に帰ろうかと本気で思ったりしました。そんな時一緒に学んでいる仲間の存在は大きくて常に「大丈夫変わるよできる様になるよ」と言ってくれたこと、スタッフのコンちゃんにここが硬いと思うと内腿を思い切りグリグリされ、ほぐすよう言われ、少しずつ身体が変化してレッスンにもついていくことが出来ました。

ヨガ哲学とプラナヤーマの授業を受けて

元々、ヨガをはじめたきっかけがエクササイズから入り、解剖学で身体の動きを知り深めたいと思ったのが先で、哲学、呼吸に集中することはサンタナでレッスンを受けるまであまり重要視していませんでした。RYT200を取得しているとはいえ、哲学についてはすっかり忘れていて授業で出てくるチャクラの名前も覚えていないし、質問されることへのプレッシャーは大きくて慌てて復習し、仲間からテキストを貸してもらってどうにかついていく状況でした。

ヨガ哲学の授業を受けたことで私の中の拘りを改めて自覚することが出来ました。それは何か物事が起きた時「こうあるべき」「こうしないといけない」と、周りに対しても同じような考えを求め過ぎていたのではと気づきました。よく考えたら、こうあるべきことも、こうしないといけないことも人それぞれですよね。

プレッシャーに感じながらもルチカ先生の質問に毎回しっかり答えるしまちゃん。ルチカ先生も「良いですね～」の一言を毎回くださっていました。

ヨガ哲学を学んで今は、「私はこうあるべき、と思っている。でも周りはどうだろう」と考えるようになり、他の人にこうでなければという感情を持つことも減ってきたように思います。もし、持ったとしてもその感情を素直に認めてまた私の癖が出たと一息つく。自分の心と対話をして本当の自分と繋がっていくのかなと思ったりしています。

プラナヤーマでは胡座が辛く初めは呼吸どころではなかったけど、後半はブラマリー呼吸の心地よい振動で癒され、シャヴァーサナでは自分の心臓の鼓動を感じ身体が解放されていく感覚を味わいました。

同期と一緒にシャヴァーサナをとるしまちゃん。

インドに来るまで私にとってヨガはアーサナがメイン、ヨガ哲学、プラナヤーマはそこまで重要ではありませんでした。インドでヨガを学んだことでアーサナ、哲学、プラナヤーマがあってこそヨガだ。と改めて理解しました。

仲間との出会い

大切な同期とヨガ哲学の時間を過ごすしまちゃん

45日間一緒に過ごす仲間との出会いは私にとって宝物になりました。参加した初日から直ぐにR Y T５００に参加する20代〜50代の仲間と打ち解けることが出来たと思います。皆優しくて、何かあると直ぐに声をかけてくれる。私が哲学について勉強不足な中で資料を貸してくれ、パドマアーサナが出来なくて落ち込んでいる時も、自分も最初は出来なかったよと言って励ましてくれました。40代の私が10代の学生のように学び、自然体で仲間と過ごせたことが非常に心地よく、そんな仲間に出会えたことは私にとって大切な時間になりました。今回、体験記を書こうと思ったのも仲間へそんな気持ちを伝えたくて書いています。

最後にインドとヨガと私

インドでの生活、車のクラクションをやたらと鳴らすのは、文化の違いで「車が通りますよ」と教えている優しさだと知り滞在の途中からは気にならなくなりました。

日本に戻ってから、ヨガを続ける中で「先のことや過去のことではなく、今私はどうしたいか」に意識を向ける様になり、嫌なことがあってもずっと続くわけではないと自分で自分の機嫌を整えることも少しですができる様になったのではと思っています。最初のなんでインドにではなく、インドに行くべきして行ったのだなと今は思います。

ヨガの楽しさ、自分との向き合い方を教えてもらえたのがサンタナでした。仲間との素晴らしい時間を持つことのができ、45日間サンタナで学ぶ機会を持てたのは本当に良かったと感謝しています。

サンタナの皆さん、同期の仲間素敵な出会いに感謝しています。本当にありがとう。
ナマステ！