「覆されて、ほぐれて、ぶつかって。最後はきっとうまくいく、そう感じられた 45日間」なおちゃんのインドヨガ留学体験記
皆さんナマステ!
今回は2024年8月末にサンタナインドヨガ留学に来てくれたなおこちゃんから体験記が届きました。
なおこちゃんがインドで過ごした45日間を、ありのままに、あたたかく、力強く綴ってくれています。悩みながらも、ヨガと向き合い、自分自身と深く出会った体験の記録です。
インドでのリアルな暮らし、心がほどけていく瞬間を、ぜひ皆さんも感じてみてください。
【はじめに】
はじめまして、なおこといいます。2024年8月末から45日間、RYT300のコースでお世話
になりました。振り返ると本当にあっという間で、夢のようなヨガ漬けの日々でした。
【気づけばインドに来ていた】
私は、社会人になってからヨガの心地よさに惹かれ、ヨガスタジオでクラスに参加をして
いました。約1年前、大事なものが詰まっていそうなヨガを知りたい、考え方を柔軟にし
たいと思い、日本でRYT200の資格を取得しました。幅広く学ぶことができましたが、技
術面(アーサナやクラスの作り方)に重きが置かれており、ヨガがどんなものか自分の中
であまりしっくりきていませんでした。「いつか、ヨガ哲学も深く学んでみたいな~」と
漠然と考えていたのです。
同じ時期、仕事で苦しい期間が続いていました。どうして変に真面目に捉えてしまうのだ
ろう、自分で自分を苦しめているのでは、、と感じることがありました。学生の頃から何
かが起きた時、「何とかなるだろう」とはならず、「もし●●が起きたらどうしよう、~~しなければ」となってしまうのです。感情が抑えられないことも。周りの人からは、「力の抜き方を覚えたらいいね」と言われることもありました。自分を変えようとしては、堂々巡り(そうなる原因、そうならないためにどうしたらいいかを考える→自分の嫌な面と向き合う→苦しくなる→娯楽に飛びつく…)をしていました。
ある時仕事で、「もう、いっぱいいっぱい!ここでストップしないと自分が危ない気がす
る!」と感じ、6月後半から1カ月休職をすることに。休職中、「インド、いつか行ってみたいな、何か覆るのかな、インドでヨガを学ぶのもいいな!」と考え始め、休職開始2カ月後の8月後半にはインドでヨガ留学に参加をしていました。(サンタナでヨガ留学を受けようと決めた理由は、アットホームで初めてのインドでも安心できそうな点、哲学をしっかり学ぶことができそうな点、日本語で学ぶことができる点に魅力を感じたからです
。)
不思議なインドに何かを感じ、昔から興味がありました。インドにまつわる本や料理に触
れると、なぜか元気が出て、「この感覚は何・・・?」と感じていました。いつかは行き
たいと思っていましたが、思い立ってから本当にすぐインドに行くことになるなんて、自
分でも驚いています。笑
(写真はインド行きへ背中を押してくれた本やインドに行く前にオススメされた本です 。)
【常識が覆えされる?インド生活】
すごいと聞いてはいたものの、勢い、パワーに圧倒される日々でした。
外に出ると、曇っているのに、日差しがジリジリと強く、日本にはない感じの湿度。常に
クラクションの音が鳴り響く。カラフルな神様の壁画があったり様々な神様がいたるところに。日本人が珍しいのか、凝視されたり、「ジャパニ―!!(日本人)」「こんにちは!」と声をかけてくれる人がいたり、目が合うと首を振ってにこっとしてくれる人がいたり。昼間営業していない屋台の机の上で寝ているおじさんがいたり、ふと横を見るとバイクに4人で乗っている家族が通り過ぎて行ったり…なんか自由!牛、犬、猫、猿、ヤギ、鳥も普通に生活に馴染んでいました。
リキシャ(インドの三輪タクシー)はまるでアトラクション。他のリキシャが前後左右を
スレスレで走ります。交通ルールが存在しているかは不明で、片側何車線という概念はな
さそう。通れるところを通れそうな台数が通る。
停電はだいたい、2日に1回は発生します。日本で停電が起こると大騒ぎですが、プリーの
皆さんは一喜一憂せず、「あ、停電だ。」で終わり。
日本と大きく異なるインドの環境、その中に身を置いて、自分の常識や当たり前が覆され
ました。日本の場合、電車は時間通りに来るし、停電なんてめったにないし、期待を越え
ようとする便利なサービスで溢れている。便利でスピード感のある社会が自分の中で当た
り前になっていて、いつの間にか思い通りにならないとイライラしたり、自分の中で作り
上げた理想に達せないと苦しんでいたことに気づきました。一方、プリーの皆さんの様子
を見ていると、今の環境が彼らにとっての当たり前。ちょっとやそっとのことで驚いたり
、怒る様子はありません。というか、そもそも物事が自分の思い通りになるという概念が
あまりないかもしれません。何かがあっても、まずはじっと見て、受け入れて、行動して
いるように見えました。
最初の頃は停電が起きた時、「停電、、、暑い!!!いつ戻る、まだ????」と思うこ
ともありましたが、いつの間にか「あ、停電。まあいつかは戻るよなあ~」と気長に待つ
ようになりました。他のことに対しても、少しずつ穏やかになっている自分に気づきます
。この自分の方が好きだなあ、心地いいなあと感じていました。
プリーの皆さんは、じっと凝視はするけれど、中身は陽気で温かい人ばかり。ロッジ内外
で、沢山元気をもらい、助けてもらいました。
(スタッフさんの誕生日を皆でお祝いしている様子)
【日々の授業 少しずつほぐれていく】
平日は朝6時から授業から始まり、夕方まで授業があります。毎日が気づきで溢れていて
、何かが少しずつほぐれていく感覚がありました。私は、特に哲学とアーサナの授業が印
象的でした。
哲学の授業
ヨガ哲学の根幹である教典ヨーガスートラを、日常生活に活かすにはという観点も含めて
先生が解説してくださいます。幸せとは何かという大きな問いから、感情に飲み込まれそ
うな時、どう対処をしていけばよいのかといった具体的な対処法まで皆で考えました。、
学んだことはこれからの人生の指針となると思います。「ヨガの旅はまだ始まったばかり
です、地道に実践を続けましょう」という先生の言葉が印象に残っています。うまく言葉
にできませんが、神様を近くに感じるインド、ヨガが生まれたインドでヨガ哲学を学ぶ時
間は本当に豊かな時間でした。
アーサナの授業
先生から毎時間「意識的でありましょう、気づきを持ちましょう」という声かけがありま
した。アーサナ中、(どこが伸びている?どこがきつそう?どこを緩めてみる?もう少し
深めれそう?視点はどこに置く?呼吸はできている?体の消化はどんな調子?等)自分に
問いかけ、観察し、答え始めるようになってきました。
体が硬いし絶対無理!と感じていたアーサナでも、毎日継続していくと少しずつその形に
近づいていく。「ああ、自分を信じて時間をかけるとできるようになることもあるのだな
あ」と気づいたり。また、一人一人体形も柔軟性もその日の調子も違います。横の同期と同じアーサナの形にしようとするのではなく、自分にとって快適で自分に合ったアーサナをとろう、と思うようになりました。
今振り返ると、哲学や日々から学んだことを自分の体を使って実践する時間でもあったよ
うに感じています。
【最後にぶちあたった壁
目を背けていた自分の課題と向き合うことに】
ヨガ漬けの毎日、学んだことを少しずつ実践できているかも!心も体もほぐれてきている
かも!と思っていた矢先、最後のテストで自分の課題と向き合わざるを得ないことがあり
ました。
アーサナのクラスでは最後に実技テストが予定されていましたが、直前に大幅な
内容変更が…。(一連のアーサナを暗記し、覚えているかのテストをする予定が、アーサ
ナの誘導を同期の前ですることに)私は、自分がうろ覚えのアーサナの流れを割り振られ
、誘導することになりました。勢いで誘導を始めましたが、途中でわからなくなり、慌て
、動揺しました。
情けなさ、恥ずかしさ、悔しさといった感情に飲み込まれて途中から涙が…。最後までやり切ったものの、ズタボロ…。日々学んできたことも忘れていました。
その後、自分で考える時間を取り、スタッフの方にも話を聞いてもらいました。
そこから、予期しないことが発生して完璧にできる方が珍しいのに、うまくやらなければ
という考えや慌てている姿を周りの人に見られたくないという気持ちを持っていたことに
気づきました。
思い通りにならない現実と向き合い傷つくのが怖くて、うまくできず、感情に飲まれそうな自分を受け入れることができていませんでした。そもそも、自分のできている点でなく、できていないと感じる点にほとんど目を向けているからこのように苦しんでいたとも思います。
最後までやり切った自分、泣くほど一生懸命な気持ちを持っていた自分がいたことには、言われてから気づきました。
自分の嫌な面を見るのは苦しかった、でも、この件があったから本当に自分と向き合うこ
とができたと思います。今までの人生、こんな傾向があったから苦しんできたのだな~と
思いました。課題にぶち当たること=浄化の機会(自分が新しくなれる機会)と教えても
らいました。”受け入れる”は今後向き合うキーワードになりそうです。
【最後はきっとうまくいく、そう感じられた45日間】
まずは、サンタナの皆さんに感謝をしています。初インドで長期間滞在、慣れないことも
ありましたが、サンタナの皆さんの笑顔や丁寧なサポートによる安心安全な環境があった
からこそ、ヨガに集中し、インドも楽しむことができました。
また、小さな質問にもしっかり向き合ってくださった先生方、個性やいろんな気持ちも温かく包み時間を共にしてくれた同期の皆に感謝です。
苦しいこともあったけれど、インド、ヨガ、自分と向き合って得た気づき・経験は宝物で
す。
傷つくことへの恐れから色々な思考が生まれ、マイナスな面に気を取られ、感情に飲み込
まれていました。何かが起こるときは起こるし、自分では変えられないことがほとんど。
でも何かが起きてもずっと続きはしないから、その時は大きな存在に身を任せ受け入れて
いく。与えられた環境の中でどう考えて、どう動くかは自分次第。だから、日々地道にヨ
ガを実践していく。笑顔を忘れず、常にリラーックスしながら。失敗してもそこから学ん
で、最後はきっとうまくいくと信じながらまた実践する。
いつも「~だったらどうしよう」という考えが来ることが多かったですが、「最後はきっ
とうまくいく」と少し楽観的に構えるようになった気がしています。
今回、人の姿をしてこの時代に日本に生まれ、インドで元気にヨガをできることがいかに
ありがたいか、実感しました。どこでどのように与えられた命を使うのか、改めて考える
きっかけになりました。これからも紆余曲折あると思います。インドの雰囲気を忘れず、
楽しみつつ、学んだことを活かして実践していきます。ナマステ!
ーEND-
わってきました。悩み、涙し、
今、
インドヨガ留学を迷っている皆さん!
インドで皆さんをお待ちしています✨
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