2022年10月にRYT200を、そしてそのまま2023年1月までRYT300を学んでくれたかおりちゃんのインドヨガ留学体験記が届きました。
多くの方がRYT300までの学びの必要性を感じていませんが、実は200から300まで続けて学ぶことで人生は本当に生きやすくなります。人生に活かせる智慧が沢山詰まったサンタナのインドヨガ留学でかおりちゃんがどのように学び、喜びを感じる日々に変わって行ったのか?
かおりちゃんの思いが詰まった体験記です!皆さんぜひ読んでみてください☆
まずはご挨拶
皆さんこんにちは。私は福岡香織と言います。RYT200とRYT300を続けて受講しました。
ヨガでの学びをお伝えする為には、まず私自身の人生について触れておく必要があります。少し長くなりますが、どんな人生を送りそしてヨガの道へと繋がったのかを全てお伝えしたいと思います。
私の家族について
私は3人兄弟の末っ子として生まれました。父は家族に対して支配的であり怒りっぽい性格でした。母は父に対して依存的であり、強く意見を言える人ではありませんでした。兄たちが進路や将来の事で父に怒られている姿を見てきたことで、私はいつも両親の顔色をうかがって生きていました。
私が高校生の時から両親は別居し20歳になった年に離婚しました。両親は私の事で喧嘩している事もあり、家庭に居場所がありませんでした。
心のコントロールができない日々
精神的にも不安定になり始めたのが高校3年生の時でした。受験のストレスや部活の引退、家庭でのストレスなどから追い詰められてしまい、不登校になったり保健室で過ごす事が多かったのを覚えています。(以下暴力的な表現がありますので苦手な方はご注意ください。)学校にも家庭にも居場所がないと感じ、心から相談できる人も見つけることができませんでした。心のコントロールができず、私は自分を傷つける行為を行ったり、自ら死を選び実行したこともありました。一時期精神科への通院をしていましたが、薬を飲んでも心が良くなる事はありませんでした。そして死ぬことはできず、希望もないまま生きていました。
優しい友人たちと出会うも再び不安定な状態へ
その後、大学へ進学し優しい友人たちと出会うことができ、楽しい生活を送っていました。ですが4年生の就活の時期に再び不安定な状態がやってきました。私は自分に自信がなく、なりたい職業や夢もなく、自分自身についても死にきれずただ惰性で生きていると思い自分の存在意義すらも見出せませんでした。そんな状態で就活は上手くいかず、4年生3月になっても進路は決まらず、結局は憎んでいた父親の紹介で就職をしました。
不安定な自分を両親や家庭のせいに…
福祉職に就職し、幸いにも職場の方々は優しく前向きな人たちの中で充実して働く事ができました。それでも私の中で大嫌いな父親に頼って就職できたことがずっと心の中にありもやもやとしていました。社会人になった後も生活に波がありました。虚しさやマイナス思考に陥ってしまい抜け出せなくなり体調を崩したり、当時付き合っていた恋人に当たってしまったり、時には試すような行動をする事もありました。またそんな不安定な状態になってしまったのは両親や家庭のせいだったと考え恨みが増していきました。そこから父親への怨みの気持ちが高まり、反抗期の子供のように家の中で暴れてしまうことがありました。
冷静になれた時にいつも思うのは、不安定になってしまう自分への嫌悪感とどうにかしなければいけないという気持ちでした。
生きるヒントを求めてヨガの道、インドサンタナに出会う
そこからヨガの中に何か生きるヒントがあるのではないかと思い始め、夜勤の休憩中に「インド ヨガ留学」と検索しサンタナに出会いました。インドは広く、色々な場所でヨガを教えていると思いますが、サンタナで学ぶこともRYT200と300を続けて受ける事も全て直感で決めました。そして留学前に退職しインドへ行く決断をしました。それまでヨガはYOUTUBEの動画を見てする程度で習った事もありませんでした。体はとても硬かったです。
結論からお伝えすると、インドに行きヨガを学んだ事は私の人生において行くべき道であったと思います。現地で学んだ時間は多くの気づきがあった為、その中でも特に大切であった気づきについて記します。
哲学の授業の中で「愛への気づき」を得る
RYT200のコース中に、友人がルチカ先生にした質問によって私に大きな閃きがありました。その質問とは“愛”に関する質問でした。私は愛について沢山考えました。私は両親から愛されずに育ったとずっと思っていました。それが不安定さの一つの原因になっていることも分かっていました。ですが私が思っていた愛の形ではなかっただけで、不器用な両親なりに私に愛を与えてくれていたことに気づきました。そして私は必要のない存在ではなく、神が与えて下さった尊い存在であり生きていることが既に祝福されていることなのだと気づき、感謝の気持ちや愛が高まっていきました。
イーシュヴァラプラニダナニ=すべてを神へ委ねること
そこから恨むことを手放すことができました。ヨガ哲学に“イーシュヴァラプラニダナニ”というものがあります。どんな困難な状況であっても全ては神が与えて下さったというものです。過去の自分の人生では、後悔や想定外の困難な事が沢山ありました。それらの出来事すらもこのヨガの道へ進む為に神が与えて下さった困難だったと思いました。自分を責めるのではなく、良いことも困難なことも全ては喜びであると捉えることで、思考もポジティブになっていきました。
「心と体はつながっている」心が柔軟になることで…
アーサナは始めは体がとても硬く、クラスの皆が出来るのに私だけ出来ないポーズもあり自信がありませんでした。プラカーシュ先生のアジャストやいつも「スマイル、リラックス」と声を掛けて下さる事で人と比べないようになっていき、だんだんとアーサナクラスが楽しくなっていきました。そして思考や心が柔らかくなるにつれ、体も柔らかくなっていきました。そこで体と心は繋がっているのだと分かりました。
続けてRYT300の学びへ
RYT300が始まる前の時点では、200での大きな気づきがあったので正直なところ、これ以上何を学べるのだろうという気持ちを抱いていました。ですがコースが始まると、200よりもより深い学びが待っていました。
ルチカ先生からの鋭い質問が増え、より自分自身の深い部分や認めたくないような部分と向き合う必要が出てきました。学ぶ真理も難しく量も多かった為、毎晩復習をして必ず日記を書き、自分とひたすら向き合いました。自分と真っ向から向き合うのは痛みや苦しさも伴いました。
愛をたくさん与えたい
またコースの途中で私はシヴァ神を心から愛している事に気づき始めました。そこから神様の前で瞑想を行ったり、時にはネガティブになった自分を懺悔したり、全ての人々の平和と幸せを祈るようになりました。
神様の存在に気づけた事で、私の中での愛の気持ちやエネルギーがさらに高まっていきました。すると今まで自分の事で精一杯だったのが、愛を人に沢山与えたいと思うようになりました。
「インドへ行く!」その少しの勇気で…喜びを感じる日々へ
私はインドに行く決断をしたことで、自分も予想ができなかった程の多くの学びと沢山の気づきがありました。あの時に人生を諦めずに生きてきて良かったと心から思いました。
日本にいる今では、両親との関係性も良くなり毎日生きている喜びを感じて過ごしています。生きるのに悩んでいる方やなんだかヨガが気になる方は自分の心の声に従ってみて下さい。
少しの勇気を出した先には、きっと今よりも明るい未来が待っていると思います。