【YouTube】瞑想を深めるためにもヨガの呼吸、プラーナヤーマが必要な理由とは!?【全文】

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瞑想を深めるためにもヨガの呼吸、プラーナヤーマが必要な理由とは!?

みなさん、ナマステ。私はルチカと言います。

今日の動画では、なぜ瞑想のためにプラナヤマが重要なのかをお話していきます。

まずはその前に、瞑想について少し説明しますね。
最近の人々がよく混同しているのは、瞑想と集中の違いです。
瞑想と集中とは似ているものではなく、同じでもないのです。
瞑想と集中は別物です。

多くの人は、瞑想とは集中することだと思っていますが、違います。
瞑想とは集中することでもなく、一つの対象物に集中することでもなく、努力して取り組むことでもなく、心が苦しむものでもありません。

古代のヨガにおいても、それが瞑想とは言っていません。
なぜなら瞑想に入るときはすでに心は集中している状態だからです。
努力して心を安定した状態にさせるというよりは、すでに心は自然と安定した状態になっているという感じです。
だから瞑想と集中は別物です。

では瞑想に必要なものはなんでしょうか?
必要なものは安定した心のみです。心が安定していれば自然と瞑想状態に入っていくからです。瞑想はどんな状況でも起こりえます。今ここでさえ、心が安定していれば瞑想は起こるでしょう。何かを食べているときでも、心がふわふわしていなければ、瞑想状態にあるといえます。瞑想には安定した心が必要であることを理解できましたか?

では次にどうやって心を安定させるかです。
ヨガの一番の目的は心を安定させることです。みなさんも一番関心があることだと思います。
アシュタンガヨガやハタヨガといった、古代からのヨガがあります。ハタヨガが最も古く伝統的なヨガで、シバ神によって与えられたものですが、ハタヨガを進むには、4つのステップがあると言われています。

1.アーサナ
2.プラナヤマ
3.バンダとムドラ
4.サマディです。

つまりサマディという超意識にたどり着くためには、プラナヤマを実践する必要があるということです。そしてパタンジャリによって与えられた伝統的なアシュタンガヨガにおいても、8つのステップがあります。

1.ヤマ
2.ニヤマ
3.アーサナ
4.プラナヤマ
5.プラティヤハラ
6.ダーラナ
7.ディヤーナ
8.サマディ

7番目のディヤーナとは瞑想のことです。
6番目のダーラナが指しているのが集中です。
そしてダーラナの前にもプラナヤマが4番目にありますね。
シバ神やパタンジャリといった古代の偉人が、なぜ瞑想に入る前にプラナヤマについて言及しているかというと、プラナヤマを練習することによって、心に安定をもたらすことができるからです。

 

 

では、プラナヤマをやることでどのように心の安定をもたらすのでしょう?
プラナヤマの意味とはエネルギーのバランスをとることです。
そのエネルギーは何かと言うと、ハタヨガでは、3種類のエネルギーがあります。
体の左に流れるエネルギーであるイダ、右に流れるピンガラ、二つのバランスがとれたときに流れるスシュムナです。

つまり、プラナヤマで何をやっているかというと、左と右に流れるエネルギーのバランスを取り、私たちのプラーナのバランスを取ることで、スシュムナにプラーナを流しているのです。
覚えておいてほしいのは、プラーナ(エネルギー)がスシュムナを流れるまでは、瞑想には入れないのです。
私たちが瞑想できないのはこういった理由からです。

私たちのプラーナはたいていの場合は、左もしくは右にしか流れていないのです。
エネルギーのバランスが取れているときは、とてもまれです。
まず第一に、左と右のエネルギーのバランスを整えることが大事なのです。

そしてこのテクニックは、ハタヨガにおいてはナディショーダンとして知られています。
ナディショーダンの意味はナディのバランスを取り、つまり体内のエネルギーのバランスを整え、右と左のバランスをとることでスシュムナを流します。
ヨガの言い方をするなら、プラーナがスシュムナに流れだすことで、自然と心が安定しだし、瞑想状態に入れるというわけです。
プラナヤマなしには瞑想に入ることは難しいのです。

では、こういった疑問が出てきた方もいるかもしれません。
・瞑想に入る手段はこれしかないのだろうか?
・プラナヤマがなくては瞑想は不可能なのか?
答えはノーです。

瞑想に入るためには他の方法もあります。
それは、生活全てを巻き込む方法です。
どんなライフスタイルを送っているか、どんな食べ物を食べているかなどです。
しかし今日のメイントピックはプラナヤマなので、今回はお話しませんが、瞑想にはプラナヤマから入っていく方法と、ライフスタイルを変えるやり方があります。
しかしこのやり方は簡単ではないので、私たちは、より簡単なプラナヤマからアプローチしていきます。

プラナヤマとは瞑想に入る前の準備であると言えます。
瞑想の前にプラナヤマをやると心の変化に気づくでしょう。
エネルギーの違いも感じるはずです。
そうすることで瞑想に入っていくことができます。
だからこそ瞑想のためにプラナヤマが重要なのです。

今日のトピックはいかがでしたか。
それではまた。ナマステ。

翻訳:pezmiki

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